地方暮らしの起業・就職支援の情報
2017年3月9日(木)
地方の起業等の支援を利用して、起業等をする若い男性や女性が増えています。本日は各市町村の起業等支援についての情報を紹介します。
《市町村の起業・就職情報》
井原市の駅前通りに店舗を新規出店する方に、その経費の2分の1を補助します。
(上限3千万円、業種指定があります)
製造業および情報通信業を市内で創業する方に、対象経費の3分の2以内で1事業当り500万円を上限に補助します。
③石川県加賀市
七谷焼工房開設経費の補助。最大40万円補助します。
研磨職人として開業または就職を目指す研修生に奨学金を支給する。
研修期間3年
ベンチャーの起業等の支援をする。補助額は、調査研究・商品開発・販路開拓事業の対象経費の2分の1以内(上限100万円)。設備等整備事業は、対象経費の2分の1以内(上限300万円)
起業される方に安価で店舗を提供します。また融資制度や創業サポートを行なっています。
⑦福岡県みやま市
転入者対象に通勤時電車等交通費の支援をします。通勤定期利用支援金を3年間交付します。(5,000円~10,000円)
東京圏在住の移住希望者が就職転職活動のため、岡山市内で面接を受ける際、新幹線や飛行機を往復利用した場合、往路分を補助します。(上限16,000円)
女性が創業する場合や移住者が創業する場合に、創業費用の3分の2を補助します。
(上限100万円)
新たに町内で商工観光業を営む方を支援。最大2年間支給、給付額は年間120万円。
⑪兵庫県洲本市ー「お帰りなさいプロジェクト」転入世帯定住促進補助金
洲本市に居住し、本州または四国へ高速バスや船舶を利用して通勤されてる方に交通費の一部を補助します。(上限1万円/月)
各市町村が様々な支援をしています。感心のある市町村についてはホームページで確認いただき窓口でご相談してください。
地方暮らしの住居情報
2017年3月8日(水)
前回に続き、地方暮らしをするために必要な住居の情報を紹介します。
《賃貸住宅情報の例》
①北海道三笠市
賃貸住宅の家賃の一部を「みかさ商品券」で助成。若者世帯は3万円を上限にして
60ヶ月助成する。単身世帯の場合は2万円を上限として36ヶ月助成します。
定住希望者が町営住宅促進住宅に入居し、定められた条件で20年間生活し、定住の意思がある場合無償譲渡する。
新婚向け賃貸物件補助ー補助交付金は月額1万円、最長3年間
《住居の購入・改修情報の例》
①石川県かほく市
金融機関等から借入れし、市内に一戸建て住宅を新築・購入して生活する45歳未満の方に最大200万円の奨励金を支援します。
市の定住促進住宅分譲地を購入し、住宅を建築した若者に、固定資産税納付相当額を最長5年間助成します。
③千葉県袖ヶ浦市「世代間支え合い家族支援事業」
親子同居または近隣同居する世帯に最大30万円の新築・増改築等の助成金を支援する。
離れて暮らす親世帯および子が同居・近居をする際に行なうリフォームに最大20万円
の補助をする。
《空き家支援情報の例》
①長野県喬木市
リフォーム工事費用の2分の1補助する。(限度額50万円)
購入・改修費助成、最大75万円
支援制度は、各自治体によって様々な支援を行っています。本日紹介したのは、ほんの一部に過ぎません。関心のある市町村のホームページをご覧になって確認してください。
地方暮らしの子育て支援
2017年3月6日(月)
良好な子育て環境の地方に、移住する若い女性が増えているといわれています。
これは、各地方自治体が人口減少の取組みとして、若い世代を呼び込むために様々な移住支援策を打ち出していることや、都会の閉塞感のなかで不安やストレスを感じている若者がが増えていることから、移住を真剣に検討するきっかけにもなっているようです。また若い世代の価値観も以前と変わってきており、「ゆとり」を求め自然豊かな場所で暮らしたいという若者が増えています。
しかし移住がブームになっているいま、こうした移住支援をよく吟味し、確認する必要があります。移住のときに高額な助成金を出すだけで終わっているのか、移住者を組み込んだ街づくりや地域交流のフォローがあるのか慎重に見極めることが大切です。
本日は子育て世代が、地方暮らしの支援情報の紹介です。
《教育支援の情報》
まず、国と地方公共団体が支援する「就学支援制度」という制度があります。
この制度は文科省が行なう、学校教育法で「経済的理由により就学困難と認められる学齢児童・生徒の保護者に対して、市町村は必要な援助を与えなければならない」とされています。
就学支援制度は、小学校・中学校に通う子どもがしっかりと勉強できるように、文具や教材、給食などの費用を援助してくれる制度です。所得制限がありますが、それほど高いハードルではありません。(所得とは源泉徴収票に記載されている「給与所得控除後の金額」になります)また市町村によって認定基準の所得制限や家族構成、金額が異なりますので市町村の窓口で相談してください。
(例)援助される主な項目
①学用品・通学用品 ②校外活動費 ③新入学児童生徒学用品 ④体操着・水着費
⑤修学旅行費 ⑥通学費 ⑦給食費
高校生等の就学支援は、高等学校等就学支援金制度があります。
《自治体の教育支援の例》
小学校入学祝金・第1子10万円、第2子20万円、第3子30万円
②島根県吉賀町
UIターン者に子育て支援補助
保育料・給食費・高校卒業までの医療費などが完全無料
④北海道西興部村
村内中学2年生全員を海外研修に派遣する海外研修プログラム
夏休み10日間、アメリカアラスカ州
エンゼル手当て
第1子10万円~第5子100万円
子育て用品レンタルーベビーカー、ベビーベッドなど子育て用品
<ウェルカム>未来の高田っ子応援金 10万円
⑦鹿児島県瀬戸内町
島の外からの留学生に毎月5万円支給
⑧高知黒潮町
町内の中学生を対象にニュージランドに国際交流事業を実施している。
11日間の日程でホームスティしながら交流を図る。選抜試験で12名を決定、個人負担は4万円です。
⑨福岡県八女市
「やめUIターン子ども応援手当て」
転入した中学生までの子ども1人当たり3万円支給する。
《自治体の出産支援の例》
出産祝金 1人目20万円、2人目30万円、3人目50万円
②北海道新冠町
不妊治療に150万円
出産祝金 第1子5万円、第2子20万円、第3子100万円
《自治体の結婚支援の例》
隠岐の島町内で披露宴を行なうことで25万円を交付。また、披露宴内で本町伝統である「孫抱きの儀」を実施することで更に5万円支給する。
婚姻後3年間住む意思があれば10万円支給
支援制度は、各自治体によって様々な支援を行っています。本日紹介したのはほんの一部に過ぎません。関心のある市町村の情報は、ホームページで確認してください。
末永く住む地を見つけ、移住を決断する時間は平均2年ほどかかるらしいです。
千本釈迦堂の「おかめ」と京都熊野神社
2017年3月4日(土)
千本釈迦堂は、鎌倉時代の承久3年に義空が開いた真言宗智山派の仏教寺院で、長い歴史をもつ由緒ある寺です。本堂は、応仁の乱など度重なる災害にも焼けることなく、京都市内では最古の仏像建築物です。
毎年12月7日・8日は成道会法要で、大根を炊いて信者などに振る舞われます。この大根炊きは、厄除けに良いと伝えられています。由来は、鎌倉時代の僧が始めた大根の切り口に梵字を書いて息災祈願を行なったことが起源とされています。
境内にある「おかめ塚」伝説のお寺としても知られています。
縁結び・夫婦円満・子授けにご利益があるといわれています。
(おかめ塚)
「おかめ」は大工の棟梁の妻で、夫が柱の寸法を間違えて切り過ぎた際に、枡組みで補えばよいと助言し、夫の窮地を救いながらも「妻の知恵で仕事を成し遂げたと言われては夫の恥」と自害した愛妻の物語が今に伝わっています。
(おかめ桜)まだ桜の時期には早く、残念でした。桜が咲くと素晴しいロケーションになりそうです。
(熊野神社本殿)通称「権現さん」
熊野神社は、811年修験道の日円上人がこの地に紀州熊野大神を勧請したのが始まりといわれています。ご利益は、縁結び・安産・病気平癒・鎮火。節分の日に「火の用心のお札」を受ける風習があり、多くの参拝者が訪れます。
(神倉神・須賀大神・春日大神)
京都知恩院のパワースポットと七不思議
2017年3月3日(金)今日のクローズアップは雛祭りです。
その由来は平安時代を起源とする「五節句」という行事があり、季節の節目に身の穢れを祓い、健康長寿や厄除けを願う風習が始まりとされています。現在は女の子の健やかな成長を祈る節句の行事となっていますが、かっては男女ともに参加するお祭りでしたが、同じ「五節句」である5月5日の端午の節句が男の子の祭りと認識されるようになり、3月3日は女の子の祭りとなりました。
また昔は、雛人形は今のように飾るのでなく、紙で作った人形に穢れを移して、川に流してやる「流し雛」の風習が行なわれていました。その風習が今も行なわれているのは、鳥取市の「流し雛」が有名です。
では、本日は京都の知恩院を訪ねましたので、ご紹介します。
知恩院は、法然上人が1175年(承安5年)吉水の地に草庵を結ばれたことを起源とした浄土宗の総本山。徳川家康、秀忠、家光らの外護により、現在の壮大な伽藍が形成されました。法然上人の像(御影)を安置する御影堂は、平成24年から大修理が行なわれており、平成31年に完了予定です。
知恩院の三門は、三解脱といい「空・無相・無願」の意味をもっており、1621年に徳川秀忠によって建立された。我が国最大級の木造二重門として、日本一の高さを誇っています。また日本三大三門の一つといわれています。(他は南禅寺、身延山)
パワースポットの石段
三門をくぐり境内に向かう階段には、男坂と女坂といわれる二つの石段があります。男坂は51段の急な勾配の石段で、石段を一段ずつ上がるごとに運気が上がり、パワーがみなぎるそうです。
女坂は少し遠回りですが、緩やかな階段が続いています。
(多宝塔)
知恩院の七不思議といわれるものがあります。
①鴬張り廊下ー歩くと鶯の鳴き声に似た音が出る。忍び返しの 廊下ともいわれています。(一部公開)
②忘れ傘ー名工・左甚五郎が魔除けのために置いていったといわれています。(非公開)
③三方正面真向の猫ー狩野信政筆、子猫を守っている親猫が、どこから見ても正面から睨んでいるように見えます。(非公開)
④抜け雀ー大方丈菊の間の襖絵、見事に描かれた雀が生を受け飛び去ったといわれています。(非公開)
⑤白木の棺ー三門を建てた普請奉行五味金衛門夫婦の自作木像
(特別公開時のみ)
⑥大杓子ー重さ30kg長さ2.5mの大杓子(公開)
⑦瓜生石ー黒門登り口の路上にある石、一夜にして瓜が生え実ったと伝えられています。
(京都白川)
(アクセス)
京都南禅寺の三門と疎水に平安神宮
2017年3月2日(木)
南禅寺は、臨済宗南禅寺派の本山です。応仁の乱で焼失した伽藍を以心崇伝によって復興されました。有名な南禅寺三門は、藤堂高虎が大坂夏の陣で戦死した家臣を弔うため寄進したと伝えられています。
(本殿)
疎水(水路閣)
映画やドラマの撮影によく使われるロケーションの疎水(水路閣)は、滋賀県大津と京都を結ぶ水路で、発電や灌漑、水運も行なわれていました。
(平安神宮大鳥居)
平安神宮は、平安京創始の第50代桓武天皇と第121代孝明天皇を祀り、日本文化の「おや神様」 家内安全、厄除開運、心身健康などの神様として全国に知られています。
約1万坪の日本庭園の「平安神宮神苑」は、四季折々の美しさを見せています。神苑の拝観と料金: 春 3月1日~3月14日
8:30~17:00 拝観料:600円
また明治28年に始まった時代祭りには(毎年10月22日に行なわれる)多くの外国人や全国からの観光客が訪れます。
平安神宮道を走る人力車
(平安神宮応天門)
(蒼龍門)
平安神宮は、春には約300本の桜が咲き誇り、桜の名所となっています。
糺の森と下賀茂神社の光琳の梅・縁結びの神「相生社」と女性の守護神「河合神社」
2017年3月1日(水)今日から3月に入りました。春はまだまだ遠く、寒い日が続いてますが、京都の糺の森を訪ねてみました。
糺の森は、京都市左京区の下賀茂神社(賀茂御祖神社)の境内にあります。賀茂川と高野川の合流地点に発達した原生林で、広さ約3万6千坪の森です。広葉樹を中心に樹齢6百年~2百年の樹木が約6百本もあり、学術的にも大変貴重な森とされています。平成6年には下賀茂神社全域が世界遺産に登録されています。
(糺の森)河合神社の祭神「多々須玉依姫」にちなむ地名とか、下賀茂神社の祭神賀茂建角身命が、この地で人民の争いをただしたことによるとの伝説もあります。
(瀬見の小川)土用の丑の日に、川に足をつけて健康を祈る習わしがあります。
(三井社)河合神社の南側に祀られています。祭神は中社に賀茂建角身命、西社に伊賀古夜日賣命、東社に玉依媛売命の三柱を祀る。
(河合神社)下賀茂神社の境内、「瀬見の小川」の西側にあります。ご祭神は女性の守護神である王依姫命が祀られています。古くから女性の美の神様として信仰されており、安産・育児・縁結び・学業・長寿の神様ともいわれています。
(鏡絵馬)鏡絵馬は自分のメイク道具で願いを込めて化粧し、(メイクする化粧室が用意されています)裏面に願い事を書きます。
(さざれ石)さざれ石は年とともに大きく成長し、岩になると信じられている神霊の宿る石です。「君が代」にうたわれている「さざれ石」とは、小さな石という意味です。
(縁結びの神「相生社」)御祭神の神皇産霊神は、縁結びの神、結納の守護神として崇められています。めでたいことを「相生」といいますが、この言葉は「相生社」からできた言葉です。
相生社のそばに、「連理の賢木」(れんりのさかき)という不思議な御神木があります。2本の木が途中から1本に結ばれている。
縁結びの神の力で結ばれていると伝えられています。
(下賀茂神社鳥居)
(下賀茂神社桜門)下賀茂神社の正式名は賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)
古くより導きの神、勝利の神として信仰があり、事始めの神様として知られています。下賀茂神社の一柱である玉依媛命は、上賀茂神社の祭神の賀茂別雷命の母親である。よって下賀茂神社と上賀茂神社は同じ歴史を歩んできた。この2つの神社は、2つ合わせて「賀茂社」といわれる。
(輪橋)
(光琳の梅)御手洗川にかかる輪橋のそばに梅の木があり、「光琳の梅」と呼ばれています。この梅は、尾形光琳が「紅白梅図屏風」に描いた梅とされています。
水占いーみずみくじは、1回300円で好きなものを選び、清流に浸すと、文字が浮かび上がってきます。
「御手洗の社」(みたらしのやしろ)
御手洗池から湧き出るあわを人の型にかたちどったのが「みたらし団子」で、ここが発祥の地とされています。
(下賀茂神社言社)本殿の前庭に干支の守り神を祀った七つの小さな社「言社」があります。いずれも大国主命の別名で言霊の働きによって、呼び名が変わります。七つの社から自分の干支の神様にお参りしてください。干支の神様なので、お参りすると守護してくれるそうです。
(出町柳から見た鴨川)
(鴨川大橋の亀石)
(鴨川荒神橋の亀石)
出町通り商店街にある「ふたば」の有名な豆餅です。いつも行列ができています。
1個180円です。餡と塩味の豆のハーモニーが旨くて人気がある。