岩清水八幡宮とエジソン記念碑
(岩清水八幡宮本殿)
2016年11月28日(月)
八幡の岩清水八幡宮に行ってきました。八幡市・男山一帯が「はちまんさま」なので、森林の中、神々しく心が洗われる思いでした。でも七五三参りの人で賑わっていました。こんなところにも外国人の姿がありました。
今日は岩清水八幡宮を紹介します。
岩清水八幡宮は、京都の八幡市男山に鎮座し、木津川・宇治川・桂川の三川が合流し、淀川となる地点を挟んで天王山と対峙する場所にあり、京・大坂の交通等の要所でした。また、南北朝時代の戦いや羽柴秀吉と明智光秀の天王山の合戦などで知られる重要な拠点でもありました。
清和天皇が平安時代の初めに(860年)八幡宮総本社の宇佐神宮(大分県宇佐市)から勧請されたのが起源となっています。日本三大八幡宮として岩清水八幡宮のほかに宇佐神宮・鶴岡八幡宮がある。
八幡宮は武運長久の神として、全国の武士が尊崇を寄せていました。特に清和天皇の嫡流である源氏は氏神として信奉し、全国各地に八幡宮を勧請しました。有名な話として源義家が元服した際に、この岩清水八幡宮で「八幡太郎義家」と名乗ったそうです。以来厄除け開運・必勝弓矢の神として人々の信仰を受け、多くの人々が訪れています。
また、パナソニックの創業者でもあり「経営の神様」とも称された松下幸之助氏が深く信仰していた。
(ご利益)
厄除け開運ー鎌倉時代の元寇の合戦で境内から放たれた巨大な矢が元軍に襲いかかり撃退したという言い伝えがある。
安産祈願ー古事記によると「神功皇后」が出征されたとき、お腹に応神天皇を身篭っておられました。そこで石を帯の中に巻きつけ無事に戻られ出産した。
必勝祈願ー源氏を初めとし武士の守護神として、スポーツ・受験・就職などの必勝の神様として信仰されている。
南総門から本殿を見ながら願いを告げると、ご利益があるといわれています。
(エジソン記念碑)
岩清水八幡宮の境内の中にあるエジソン記念碑は、発明王エジソンが八幡の竹を使って白熱電球の実用化に成功したことを記念して建立されたものです。エジソンは白熱電球の点灯時間を延ばすため実験を繰り返していたが、実験室にあった竹を使うとよい結果が得られた。さらに点灯時間を延ばすため、最良の竹を求め日本にやってきた助手のウィリアムは「竹なら八幡か嵯峨野」と紹介された。男山で採取された真竹を使うと驚くべき時間明かりを点灯し続けた。以来男山の竹は約10年間「八幡の竹」の名でエジソン電灯会社に輸出された。
受験合格祈願ーエジソンが男山の真竹を使い電球の長時間点灯に成功。その神縁に因み竹製のエジソン合格願絵馬を授与している。
場所は京阪電車「八幡市」駅下車 ケーブル(1時間に4便)または森林浴を兼ねて徒歩(30分~40分)名物は麓に店がある「走井餅」江戸時代に滋賀県の大津で創業され、明治に名水で名高い岩清水へ引き継がれた。刀の荒身を模した独特の形をした餅です。
日々の無事安泰を感謝してきて、心身ともにリフレッシュすることができました。