就職活動におけるハローワークの利用情報
2017年1月10日(火)
3月の年度末も近づいて、退職や転職、大学生等の就活と新しい人生の節目を迎える季節がやってきます。
《そこで本日は、就活についてお話します》
まず、退職等で失業された方が再就職できるように支援してくれるのがハローワークです。失業者給付の手続きは、自分の住む地域を管轄するハローワークに行き、「受給資格の決定」の手続きをする必要があります。
(手続きに必要なものは)
通常、退職後2週間程で会社より郵送されてきます。
②雇用保険被保険者証
勤務した会社よりもらったもの
③運転免許証または写真付の住民基本台帳カード他
④写真2枚(縦3cm×横2.5cm)
⑤本人名義の預金通帳
⑥マイナンバーカード
受給資格の手続きをした後、7日間を「待期期間」と言い、この期間は基本手当ての支給はありません。待期期間が過ぎたら、原則4週間に1回の「認定日」にハローワークへ
行き、失業の認定を受けます。(この間、求職活動を2回以上しなければいけません。例:ネット求人検索や職業相談、企業に応募)また、退職理由によって、支給要件が変わります。
自己都合の退職の場合は、「7日間の待期期間」+3ヵ月後に支給となります。
会社都合(倒産・契約終了)の場合は、「7日間の待期期間」+1ヵ月後に支給されます。
支給期間は90日から360日と年齢や退職要件、雇用保険加入期間によって異なります。
支給額は、勤務中の給料の5~8割が目安です。但し日額の上限があります。
受給期間は、離職の日の翌日から起算して1年間。
65歳以上で離職された方は、一括の給付金支給となります。(30日分か50日分)
(ハローワークの利用について)
①求職活動をする(ネットの求人検索や職業相談・アドバイスを受ける)
②キャリアアップのため「職業訓練コース」の紹介を受ける
③各種セミナーに参加(就職に必要なマナーや基礎知識・業界研究セミナー等様々なセミナーを実施している)
(マザーズハローワーク)
子育てをしながら就職を希望する方を対象に支援する。チャイルドスペース、授乳室
と子ども連れでも安心で利用できる。
(新卒応援ハローワーク)
大学等に在学中の方を対象に、求人情報や相談・セミナーを行なっている。
応募書類の添削、模擬面接の支援。
《次に大学生の就活について(2018年卒)》
就活スケジュール
3月~エントリシート、企業説明会
6月~試験(適性検査、筆記試験)・面接(個人面接、集団面接)
7月~内々定
新卒者の就活は、3月までの事前準備をうまくやることが大変重要です。
自己分析(仕事に活かせる自分の能力、コミュニケーション能力アップ)や志望動機(どんな仕事があってどんなことをするのか知る)、業界・仕事研究等。やらなければならない事は沢山あります。仕事や会社のことは、お父さんとかに相談してみるのもいいと思いますよ。大学の就職課やハローワークも気軽に利用するのもいいと思います。
就活は、体力・気力ともすり減らし、嫌なこともありますが、今だけしか経験できない
イベントと思って頑張ってください。
最後に、気をつけなければいけないブラック企業についての予備知識。
求人でブラック企業を見分けるには
①年収のモデルケースが広い(年収300万~700万)
②応募のハードルが低い(人の入れ替わり賀激しく、離職率が高い)
③成果主義・実力主義などのフレーズ(高すぎるノルマを課し、低賃金で働かせる)
精神論
ネット「ブラック企業大賞」のランキングも参考にしよう。