京都御苑の梅と九条家の勾玉池・茶室拾翠亭ならびに厳島神社、護王神社
2017年2月24日(金)
久しぶりに京都御苑を訪ねてみました。
京都御苑の中央北部に京都御所があります。京都御苑と京都御所は同じものではありません。京都御所は、以前の天皇の住まいであった皇居があった場所です。また京都御苑は、明治維新まで200を越える宮家・公家の邸宅が立ち並んでいました。現在は百年を越える樹林が育ち、旧公家屋敷跡や庭園等が点在する憩いの場所となっています。
(京都御苑の梅)
(勾玉池と旧九条家茶室の拾翠亭)
旧九条家邸は御苑の南側にあり、現在のように木立が繁ってなく、東山が望め借景として取り入れられていました。
こんなに静かで落ち着ける場所があったとは、知らなかった。
また京都御苑には、南から厳島神社、宗像神社、白雲神社と3つの神社があります。
(厳島神社鳥居)平清盛が厳島大神を兵庫築島に勧請したのが始まりで、後に足利義晴が京都に移しました。
(厳島神社弁財天の額)
(宗像神社の舞殿、猪の置物)
(蛤御門)京都御苑の西側に位置。通常門は閉じていたが、天明の大火の際に開門「焼けて口あく蛤」にたとえて蛤御門と呼ばれた。長州軍と薩摩・会津連合軍が御所で衝突した「禁門の変」は「蛤御門の変」ともいわれました。
改めて京都御苑は、広いなと感じました。
(護王神社)
護王神社は、平安遷都に貢献した和気清麻呂を祀っています。境内には清麻呂の難を救った猪にちなみ「いのしし神社」としても親しまれています。猪に助けられた清麻呂の足の萎えが回復したという古事から、足腰の病気や怪我の回復のご利益があるとされ、全国から参拝者が訪れています。
(猪の手水舎)