大阪夏の陣「真田丸」界隈、三光神社、心眼寺、興徳寺、どんどろ大師へ
大阪の陣で真田幸村が築いた「真田丸」があったといわれる場所は、三光神社と心眼寺界隈とされ、今でも丘陵な自然の地形を残していました。
三光神社がある丘は(宰相西公園)、大阪城の出城である「真田丸」があった場所とされています。
大阪城と地下道でつながっていると伝えられる「真田の抜け道」が、三光神社の社殿下にあります。
かっては三光神社以外にも付近に8つほどの横穴があったそうですが、危険ということで多くは埋められてしまったそうです。
今は、扉も閉められて中には入れませんが、歩いて通れる大きさはないようです。
この抜け道の横に真田幸村の像が建っています。
三光神社は、仁徳天皇・天照大神・月読命・素盞鳴命を祀る神社です。
春には、桜の名所としても知られ、多くの人で賑わいます。
また、大阪七福神のひとつ「寿老神」が祀られています。
三光神社は「三光さん」とも呼ばれ中風封じの神様として知られています。
アクセス
地下鉄鶴見緑地線「玉造駅」徒歩約2分
JR環状線 「玉造駅」 徒歩約5分
拝観無料、駐車場(20台 無料)
心眼寺は、1622年白牟和尚が真田幸村と真田大助の冥福を祈るために創建したといわれています。
心眼寺の門前にある明星学園グランドが、真田丸の中心部であったとの推測もあり、心眼寺の正面には真田丸の石碑が建立されています。
心眼寺の隣に「興徳寺」という高野山真言宗のお寺がありました。
(不動明王)
このお寺の薬師如来は、目にご利益があるといわれ、目に病を持つ人や先の見通しが利き、事業がうまくいくといわれ、商売繁盛や家内安全を願う参拝者が集っています。
このお寺には約10mの大きさの准堤観音と呼ばれる観音様がお祀りされています。
無数の仏を産んだことから、仏母といわれています。
子授けと安産の観音様としてご利益があります。
アクセス
地下鉄鶴見緑地線「玉造駅」 徒歩約7分
JR環状線「玉造駅」徒歩約10分
近くには、弘法大師様を祀る「どんどろ大師」(善福寺)があります。
大阪夏の陣の戦死者を弔うために建てられたといわれています。
昔 大阪城代として赴任した土井利位が弘法大師を深く信仰していたことから
「土井様のお大師様」と呼ばれ、それが訛って「どんどろ大師」となったといわれています。
このどんどろ大師は、浄瑠璃「傾城阿波鳴門」に登場し、「ととさまの名は・・・」
で始まるお弓とおつるの母子再会の舞台としても有名です。