大阪のシンボル「法善寺・水掛不動尊」
法善寺は大阪の難波にある浄土宗の寺院です。
アクセス
法善寺がある大阪の賑やかな「千日前」の由来は、千日念仏を行なったことから法善寺が千日寺と呼ばれたことからきているそうです。
本尊は阿弥陀如来、その他に水掛不動、金比羅堂、お初大神が祀られています。
特に水掛不動さんとして親しまれている不動明王は、商売繁盛・恋愛成就など様々な願いをこめて参拝者がかける水で苔むしています。
法善寺の水掛不動は、両脇に童子(こんがらどうじ・せいたかどうじ)を従えた三尊像となっています。
水掛不動
金比羅堂
(お初大神)
法善寺では、水掛不動の名のとおりにお不動さんに水をかけますが、元々は命の元となる水をお供えするだけであったが、ある女性がお不動様に縋る思いで「願いを叶えて下さい」と水を掛けたことが始まりとされています。
女性の思いは、昔も今も強いものなのです。
(ご利益)
不動明王は、身にふりかかる災厄や人々を煩わす煩悩を退散させ、迷いのない道へ導いてくださるといわれています。
病気の人はその患部に「南無不動明王」と唱えながら水を掛けてお参りするとご利益があるといわれています。
また水を掛けることから、水商売の参拝者も多く、商売繁盛の願いが叶うとされています。
そして、不動明王の両脇の童子を男女にみたてて、縁結びが叶うとされています。
(法善寺横丁)
寺院の北側にある細い通りで、もとは法善寺の境内でした。
織田作之助の小説「夫婦善哉」で有名な法善寺横丁は、飲食店がひしめきあっています。
大阪は、高級なキタに対して、庶民的な浪花情緒溢れるミナミといわれています。
法善寺の横にある「せんざいの店」
一人前のぜんざいを2つのお椀で出すことから、夫婦善哉というらしい。
串かつの有名店「だるま」が近くに2軒もありました。