田舎暮らしの就職事情
2017年2月6日(月)
田舎暮らしをしてみたいが、生活の基盤となる「仕事」があるのか心配ですよね。
そこで田舎の就職事情をご紹介します。
私たちは、暮らしや働き方をもっと楽しく納得のいくものにしたいと思いながら日々暮らしています。都会の高速道路のような社会から降りて、田舎の自然豊かな環境につつまれてゆっくり歩く道もあります。風と土の匂いや太陽と緑につつまれた田舎暮らしのなかで、見失っていた心や忘れかけていた心を取り戻し、心豊かにしたいというニーズが高まっています。
しかし生活の基盤となる仕事がないと生活不安に陥るだけでなく、社会的にも大きな損失になります。
そこで田舎で仕事探しをするための方法についてご紹介します。(都会のように多くはないが、選ばなければ仕事はあります)
①担い手不足の農林漁業の仕事があります。この情報等については、以前にご紹介しています。地産地食
②ハローワーク(全国の求人の職種を検索できる)、自治体の就職相談窓口・ホームページ・求人ポータルサイトを利用する。
③起 業ー起業する前に様々な準備をすることが必要です。
(田舎は都会と比べて市場が小さく、物は売れにくいというデメリットがある)
・インターネット:今の時代、スマホとパソコンさえあればどこでも簡単に起業できる時代です。ネット起業に有利なのは経費の安い田舎です。また自然環境豊かで自由なライフスタイルを楽しむことができます。ネット通販、ネットショップなど
・宿泊業(民宿・旅館)、飲食業、もの作り(職人)、専門サービス(健康・教育等)、養蜂
・チャレンジショップ
新しく商店街の空き店舗に出店する際に、家賃補助等の補助があります。
各市町村の商工会議所や自治体の起業塾、起業相談会、セミナーや起業の助成制度を利用してみる。
向こう見ずな起業は、その後の人生に影響を与えかねません。自分の人生のなかで大切なことは何かということを、まずしっかりと考えてみてください。
田舎で子育て情報
2017年2月4日(土)今日のクローズアップは「立春」です。
冬と春を分ける節目の日、春が始まる日の前日、その節分けをする日が節分というわけです。(大晦日と同じ意味合い)そして4節気の一番目が立春です。
《田舎で子育てすることとは》
いま私たちの生活は、物質的には豊かになりましたが、それでは得られない生活の面がおろそかにされてきました。それは家族・地域・職場での人と人との絆であり、自然環境や健康・安心・安全な暮らしです。
子どもがすぐにキレてしまう、いじめがますます続く現象、大人による子どもの虐待など子どもを取り巻く環境は危機的な様相です。いま学校生活や日々の暮らしが子どもたちを苦しめ、自殺にまで追い込んでいます。このような時、子どもらしい暮らしができる家庭、学校、地域社会が必要とされています。家族がともに食事をするという当たり前のことすらできなくなってしまったら、子どもたちの心が親に見えなくなり、親が子どもを思いやる気持ちが伝わらなくなるのは当然なのでしょう。
田舎の自然環境のなかで、感性豊かに育つ子どもたち、子どもたちの興味をひきつけるものが田舎にはたくさんあります。地方の子どもたちは、地域社会の暮らしのなかで
知恵と技を学び「生きる力」「暮らし」を立てる能力を身につけていきます。子どもは地域社会のみんなに見守られながら成長していくものです。ところがいまの日本は、知らない人に声をかけられたら疑ってかかる社会なのです。このような社会に日本の未来はあるのでしょうか。
このような時代を迎え、安心して子どもを生み、安全な子育てができる環境、田舎暮らしのニーズが高まっています。また高齢化に悩む地方自治体にとっても人口減少対策という観点から、子ども・子育て世帯に様々な支援策を用意して、移住促進に取り組んでいます。
(主な子育て支援策)
子ども医療費助成、保育所・幼稚園の保育料軽減、不妊治療費助成・出産・育児の助成ほか支援の条件は、各自治体ごとに支援内容が異なっていますのでホームページ等で確認をしてください。
《田舎で子育てするメリット》
・自然が多い
・地域近所で顔見知りになるので安心感がある
・幼稚園や保育園に入りやすい
・子どもが安心・安全に遊べる場所が多い
《田舎で子育てするデメリット》
・スーパー、コンビニが少なく遠い
・車がないと不便
・地域の行事に参加しないといけない
農林漁業への就業のために
2017年2月2日(木)
《林業の就業について》
林業の仕事内容と営む組織についてご紹介します。
林業とは木材を採るために苗を植え、伐採して収益をあげる事業です。豊かな森林にするために下刈り、枝打ち、除伐、間伐を行い森林管理をします。地球環境の保全のため森林の整備、保全が重要な役割となっています。山林を持たない人が、一から林業を始めることは、現実的には難しいでしょう。まずは森林組合や民間の林業会社で作業に従事することから始めることとなるでしょう。
まず必要なことは、森林の仕事が自分に向いているか確認するため、事前の情報収集が欠かせません。
①ガイダンスなどで情報収集や相談する
都道府県相談窓口、林業労働力確保支援センター、全国森林組合連合、林業就職ナビ
ハローーワークなどに相談する
②林業ボランティアやアルバイト、チェーンソーの資格取得
森林組合ー森林所有者の協同組合で、地域の森林資源の管理・運営を行なうため、造林育林・伐採の作業を請け負う。また地域特産の林産物販売など多角化を図っている組合もある。
民間の林業会社(企業は約4万4千社ある)-こうした企業の仕事は、造林や育林などの環境整備、伐採等が仕事となる。また木材の加工を専門に行なう企業も含まれる。
④林業の研修を受ける
京都府立林業大学校ー2年間をかけて実践的な技術・知識を身につけられる「森林林業科」を設けるほか、一般府民、新規林業就業者、林業事業体など幅広い層を対象とした研修を開催しています。
《漁業の就業について》
漁業とひとくちに言っても、沿岸漁業・沖合漁業・遠洋漁業と種別されています。
漁師になるための情報をご紹介します。
①情報収集
・全国漁業就業者確保育成センターのホームページ
漁業への新規就業希望者に情報提供し、漁業の担い手を確保、育成することを目的としています。求人情報や漁業就業支援フェア・セミナーの開催情報が探せます。
・各都道府県の相談窓口
②行動する
・漁業就学セミナー(座学・体験)に参加
・漁業就学支援セミナー
・漁業体験に参加
③就職活動
・全国漁業就業者確保育成センター・ハローワーク
・直接漁協や漁業会社にアプローチ
④経験なくても大丈夫「漁業研修制度」を活用
・採用が決まった職場で、仕事をしながら基礎的な漁労作業の指導を受けられる「漁業研修制度」を活用することができる。これは本格就業を前提とし、漁業研修生として日々仕事をしながら、経験を積む試用期間のようなものです。詳しくは全国漁業就業者確保育成センターや都道府県の相談窓口で確認してください。
⑤漁師になってからのキャリアアップ
船舶免許、漁業無線の資格取得
⑥漁協の組合員になる
その地域で漁業に従事した実績(おおむね90日~120日以上)と定住して漁業を続ける意思が必要。
農林漁業への就業(就農について)
2017年2月1日(水)
《就農について》
「地方創生」で田舎暮らしが注目されています。地方には豊かな自然が多くあり、より良い環境で子育てをしたり、都会にはない沢山の魅力が溢れていますが、まず必要になるのは住まいと仕事です。その中でも仕事は、都会に比べ人口が少ない田舎では、職業が限られてしまう可能性があります。そんな田舎暮らしの仕事の中でも、最初に候補にあがるのが農業ではないでしょうか。汗を流して野菜や米・果物を育てる農家は、どこの地方でもできる仕事の一つです。とはいえ、ある程度の準備や心構えが必要です。
①まず、自分がどんな作物を作りたいのか。どのような農業がやりたいのか。
②生活していくのに月いくらの収入がいるのか。
③農家になるために必要な土地・技術・機械を買ったり、借りたりする様々なルールがあります。
まずは、農家の仕事を手伝う「援農」という方法もある。これは農家は人手不足を解消できるメリットがあり、週末や休暇を利用して農家の手伝いをしながら農業を学ぶことが出来ます。基本的には援農は、日当や時給をもらいません。労働の対価として野菜をもらったり、昼食のもてなしをしてくれる。
国や自治体は、農業界の人材不足を解消するために様々な支援等を用意しています。
全国新規就農相談センターでは、農業インターンシップを行なっており、食費・宿泊費ゼロで農業を学ぶことが出来ます。
また、国の施策として各都道府県・自治体が行なう支援制度があります。
お金をもらいながら学べる「青年就農給付金・準備型」ー農業大学校や農業法人等で研修を受ける場合、年間150万円(最長5年間)が給付されます。(就農予定時に原則45歳未満の方)
農業を安心して始めるために「青年就農給付金・経営開始型」ー農業開始後経営が安定するまでの間、年間150万円(最長5年間)が給付されます。
支援制度を利用して就農した場合、気をつけることは支援制度が終了して農業で生計がたてられるかどうか。その土地の就農支援制度を利用した農家の方を紹介してもらい、話を聞いてみるのがいいでしょう。
農業は自分で育てるという楽しみや達成感がありますが、農業だけで利益を出していくのは大変なことです。
①確実な収入が保証されない
サラリーマンと違い収入は保証されない。自然災害で収入にならない場合もある。
②就農支援制度を受けて就農しなかった場合
青年就農給付金は研修終了後1年以内に就農しなかった場合、全額返金しないといけない。研修終了後に必ず農家になり、決められた年数は続ける必要がある。研修制度を受けると給付金は貰えるけど、その後やっていけるかどうかは、自分次第である。
③農地
農地は農家でなければ購入できないし、借りることも出来ない。農業は自然に左右されるし、何より体力もいる。そして、環境に合わせる毎日なので休みも不定休です。広い農地を手に入れるためには、農地法上「農家」にならなければいけません。また、農家になるには農業委員会の許可が必要です。
農業人フェアに行って相談するのもお勧めです。
2016年度は東京・名古屋・大阪・広島・福岡・札幌・仙台で開催された。
新農業人フェアとは、農業をやることに興味がある方が、農業の様々な情報を得ることが出来ます。
①農業を仕事にすることに対して、全国各地域の情報を得られる
②各地域の情報を比較できる
③農業関係者の話を聞ける
④農業の就職先を探せる
田舎暮らしのための第一歩
2017年1月30日(月)
国が「地方創生」という重点政策を掲げ、各地方自治体も人口減少に対応するため、様々な移住者支援策を講じています。そこで、首都圏や近畿圏に住む方が効率的に田舎暮らしの情報を得る一つの方法があります。
首都圏では、ふるさと暮らし情報センター東京
東京都千代田区有楽町2-10-1 東京交通会館8F
℡ 03-6273-4401
営業時間(10:00~18:00 火曜日~日曜日)月祝定休日
近畿圏では、大阪ふるさと暮らし情報センター
℡ 06-4790-3000
営業時間(10:00~18:00 火曜日~土曜日)月、日、祝定休日
というNPO法人があります。
この法人は、田舎暮らしに関するパンフレットや資料を常備しており、田舎暮らしを希望する方に具体的な各市町村の情報(田舎暮らし相談会フェア)を展示・提供してます。また相談にも応じていますので、自分がやりたい田舎暮らしについて、一度相談してみるのもお勧めです。
また地方自治体が、都市住民を受け入れ委嘱する「地域おこし協力隊」という制度があります。これは、国の総務省が自治体を支援する制度です。
(地域おこし協力隊が行なう活動例)
地域おこしの支援(地域行事やイベントの応援、伝統芸能や祭りの復活、地域ブランドや地場産品の開発・販売・プロモーション、空き店舗活用など商店街活性化、都市との交流事業・教育交流事業の応援、移住者受け入れ促進、地域メディアなどを使った情報発信等)、農林水産業従事、水源保全・監視活動、環境保全活動、住民の生活支援(見守り、通院・買い物サポート)その他(健康づくり支援、野生鳥獣の保護管理、有形民俗資料保存、婚活イベント開催等)
隊員一人につき報酬等(上限200万円)+活動費(上限200万円)
(期 間)
概ね1年以上最長3年、3年を越える場合は特別交付税による支援は受けられませんが活動継続は可能です。
募集情報については、自治体ホームページまたは「移住・交流推進機構(JOIN)のホームページをご覧ください。
京都三条、本能寺・ゼスト御池・六角堂・祇園小路へ
2017年1月26日(木)
(本能寺)
本能寺は、織田信長が明智光秀の謀反によって討たれた「本能寺の変」で知られていますが、信長が自害して消失した本能寺は、現在地の寺町ではなく堀川四条の近くにあった。「本能寺の変」以後、豊臣秀吉が現在地に再建したものです。
神も仏も信じないような織田信長ですが、本能寺の日承上人に帰依し、本能寺を上洛した際の宿所としていました。
(ゼスト御池)
京都中京区の御池通地下にある地下ショッピング街(平成9年に開業)地下1階の1フロアーで、52店舗が入っている。市営地下鉄東西線・市役所前駅に直結している。京都では、京都駅前の地下街ポルタに続く地下街です。ポルタ(店舗数122店)と比べゼスト(52店舗)は、小規模のためポルタほど賑やかさはありませんでした。
(六角堂)
(六角堂不動明王)
六角堂は、聖徳太子が587年に創建したと伝えられ、本尊如意輪観音像が人々の信仰を集めてきました。本堂の形が六角形であることから「六角堂」と呼ばれています。
六角というのは、人間の6つの感覚、眼(視覚)・耳(聴覚)・鼻(嗅覚)・舌(味覚)・身(触覚)・意(意識)があり、それにより煩悩が生まれ日々の苦しみが生じる。つまり煩悩がなくなれば、幸せになれるという祈りが込められているそうです。
また六角堂は、生け花の発祥の地として有名です。室町時代中期に六角堂で修行していた池坊専慶の立花が評判となり、後に立花の理論と技術を体系立てた。これが生け花の始まりとされています。
伝説として、嵯峨天皇が后を求めて六角堂にきて祈願したところ、夢の中で「六角堂の柳の下へ行くように」とお告げがあり、行って見ると絶世の美女がいて后にしたという。それから噂が広まり、良縁に恵まれるよう、おみくじが柳の枝に結ばれるようになりました。
境内にある不動明王は、大日如来が化身した姿で、一切の煩悩を焼き尽くす御利益があるといわれています。
(祇園小路)
(ドラマの撮影によく使われる場所)
祇園は京都有数の繁華街で、地区内には南座や祇園会館、八坂神社などがある。現在は茶屋、料亭のほかにバーも多い。格子戸の続く伝統ある町並みは風情と格調がしのばれ、観光客にも人気のスポットとなっています。
(アマダイと貝柱)
(亀岡牛)
(フォアグラの温泉卵ソース)
祇園の「ワインバーミュルジェ」で美味しいワインと美味しい料理をいただきました。ワインも料理もおまかせして大満足でした。
京都三条の鴨川・高瀬川・先斗町・新京極の蛸薬師堂、錦天満宮、錦市場へ
2017年1月25日(水)
今年一番寒い日に京都三条辺りに行ってきました。晴れたかなと思うと雪が舞う生憎の天気でした。
(夜の鴨川)
鴨川は、京都市内を南北に流れる約33キロメートルの一級河川です。憩いの場、デートスポットとして人気の場所です。
(三条大橋)
三条大橋は、1590年(天正18年)に豊臣秀吉が大改修を命じ、石柱の橋に改修された。東海道五十三次の終点になる。そばには、弥次さん喜多さんの像があります。
(高瀬川)
京都中心部と伏見を結ぶために物流用に開削された運河です。川の名称はこの運河に用いる「高瀬舟」にちなんだものです。現在は、京都側と伏見側を鴨川で分断されており、周辺は京都の歓楽街の一つとなっている。
(先斗町)
先斗町は、鴨川と木屋町の間を南北に走る石畳の狭い通りです。花街特有の形態が残り、一般の飲食店も並んでいます。近くには先斗町歌舞練場もあります。
新京極は、三条通と四条通の間に広がる約500メートルの京都の中心に位置し土産物店、飲食店、ファッション洋品店が混在する商店街。修学旅行生や外国人観光客でいつも賑わっています。また近くには、誓願寺や蛸薬師堂、錦天満宮など寺社が多くある。
蛸薬師堂は、病気平癒のご祈祷で有名であり、がん封じや心身の病気平癒・諸願成就を祈願する人々の参拝が多いところです。
錦天満宮は、天正15年(1587年)豊臣秀吉の都市計画のため六条河原院から現在地に移転しました。新京極のなかにある神社で、天満天神(菅原道真)を祀っています。京の台所として知られる錦市場の東端にあり、錦市場からの人の流れで、多くの外国人も訪れている。学業に加え商売繁盛のご利益があるといわれています。
(神牛像)錦天満宮の境内には、天神さんのお使いである神牛が安置されています。この牛の頭を撫でて、自分の頭に触ると知恵が授かるといわれています。
錦市場は、錦小路通の「京町通ー高倉通」の間にある商店街です。京の台所と呼ばれ、食べ歩きできることから、外国人が多く(私が行ったときはアジア系外国人が多かった)、身動きできないほどでした。店舗は約130店舗あり、道幅は約3メートル、東西に390メートルの商店街です。
次回、京都三条パート2を書きます。お楽しみに