盆の時期「大谷祖廟」から下鴨神社の納涼古本まつりへ
大谷祖廟は、東本願寺の飛び地境内になります。
お盆で境内までの通り道には屋台が沢山でており、参拝者で賑わっていました。
参拝後、四条通まで行くのに人混みのなか大変でした。
境内には暑さを癒す氷柱が、所々に置いてありました。
人混みを抜け、やっと四条通まできました。
ランチをしようと思いましたが、観光客でどこも行列でした。
南座の向かいの人通りの少ない通りを歩いて、ロシアレストラン「キエフ」という
店でランチをすることにしました。ビルの6階にあり、聞けば歌手の加藤登紀子さんの
兄が経営する店だそうです。
店内は観光客もほとんど居ないくて、待つこともなく席に着けました。
落ち着いた雰囲気のゆっくりできる店でした。
鴨川のそばなのでロケーションもバッチリです。
ランチはAコース・Bコース・Cコースあります。ピロシキやボルシチなどがメイン
ランチの時間は、12:00~14:00
デザートは、バラの花びらジャムを入れて飲む紅茶でした。紅茶のなかでバラの花びらがおしゃれに咲きます。
(マトリューシカの伝票です。)
17時からは屋上でビアガーデンもオープンします。
南座の北側の北座ビルに鎮座する花咲大黒天が目を引きました。
「願えば花を授ける大黒天」花を授けるとは、芸妓・舞妓さんの「花代」のことらしい。
「花代(料金)が沢山入ってくるように祈願する千社札が所狭しと張られていました。
川端通りを北へ向かって、木屋町筋を上っていくと森鴎外の「高瀬舟」で有名な料理旅館「幾松」がありました。
芸妓幾松は、桂小五郎が最も困難な時代に庇護し、支えた女性。
登録有形文化財となっています。
下鴨神社の糺の森で「第30回下鴨納涼古本まつり」が開かれているのでいきました。
古書約80万冊が即売される古本市です。沢山の人で賑わっていました。
日時は、8月11日~8月16日
時間は、10:00~17:30 最終日は16:00まで
秋に古本まつりも予定されています。
日時は、11月1日~11月5日
下鴨神社の水おみくじに多くの人で賑わっていました。
相生社は、縁結びの霊感あらたかな社として、御神木の「連理の賢木(れんりのさかき)」とともに女性の参拝者が集っています。
また、下鴨神社には女性に人気の「河合神社」があります。
「日本第一美麗神」といわれ「美しい女性になれますように」という思いを込めて
「鏡絵馬」の奉納をする女性が訪れています。
(河合神社の手水舎)
大阪夏の陣「真田丸」界隈、三光神社、心眼寺、興徳寺、どんどろ大師へ
大阪の陣で真田幸村が築いた「真田丸」があったといわれる場所は、三光神社と心眼寺界隈とされ、今でも丘陵な自然の地形を残していました。
三光神社がある丘は(宰相西公園)、大阪城の出城である「真田丸」があった場所とされています。
大阪城と地下道でつながっていると伝えられる「真田の抜け道」が、三光神社の社殿下にあります。
かっては三光神社以外にも付近に8つほどの横穴があったそうですが、危険ということで多くは埋められてしまったそうです。
今は、扉も閉められて中には入れませんが、歩いて通れる大きさはないようです。
この抜け道の横に真田幸村の像が建っています。
三光神社は、仁徳天皇・天照大神・月読命・素盞鳴命を祀る神社です。
春には、桜の名所としても知られ、多くの人で賑わいます。
また、大阪七福神のひとつ「寿老神」が祀られています。
三光神社は「三光さん」とも呼ばれ中風封じの神様として知られています。
アクセス
地下鉄鶴見緑地線「玉造駅」徒歩約2分
JR環状線 「玉造駅」 徒歩約5分
拝観無料、駐車場(20台 無料)
心眼寺は、1622年白牟和尚が真田幸村と真田大助の冥福を祈るために創建したといわれています。
心眼寺の門前にある明星学園グランドが、真田丸の中心部であったとの推測もあり、心眼寺の正面には真田丸の石碑が建立されています。
心眼寺の隣に「興徳寺」という高野山真言宗のお寺がありました。
(不動明王)
このお寺の薬師如来は、目にご利益があるといわれ、目に病を持つ人や先の見通しが利き、事業がうまくいくといわれ、商売繁盛や家内安全を願う参拝者が集っています。
このお寺には約10mの大きさの准堤観音と呼ばれる観音様がお祀りされています。
無数の仏を産んだことから、仏母といわれています。
子授けと安産の観音様としてご利益があります。
アクセス
地下鉄鶴見緑地線「玉造駅」 徒歩約7分
JR環状線「玉造駅」徒歩約10分
近くには、弘法大師様を祀る「どんどろ大師」(善福寺)があります。
大阪夏の陣の戦死者を弔うために建てられたといわれています。
昔 大阪城代として赴任した土井利位が弘法大師を深く信仰していたことから
「土井様のお大師様」と呼ばれ、それが訛って「どんどろ大師」となったといわれています。
このどんどろ大師は、浄瑠璃「傾城阿波鳴門」に登場し、「ととさまの名は・・・」
で始まるお弓とおつるの母子再会の舞台としても有名です。
上方落語寄席の天満天神「繁盛亭」と天神橋筋商店街
この鳥居のすぐ横にありました。
天満天神「繁盛亭」は、上方落語唯一の寄席で、落語を中心に漫才・俗曲などの芸の興行が連日行なわれています。
寄席の営業は朝席・昼席・夜席とあります。
朝席の営業は10時開演ですが週に3日ぐらいです。
昼席の営業は12時30分~毎日営業 当日入場料3,000円
夜席の営業は18時~ 毎日営業 入場料は1,000円~4,000円
毎週木曜日には、午前11時40分~午後12時10分まで、繁盛亭の隣にある「輪茶々々庵」で若手落語家の勉強会が、無料で行なわれています。
(輪茶々々庵)
天神さんから10mも行くと、日本一長いと有名な天神橋筋商店街があります。
全長2.6㎞に及ぶ商店街です。
この商店街の始まりは、大阪天満宮の参道に集まった店から始まりました。
安くて美味しいと評判の店が、集まっていて終日人通りの多い商店街です。
(安くて美味しいと評判の、行列の絶えないコロッケの店「中村屋」)
コロッケ1個70円 定休日 日祝日
天神橋筋商店街は、グルメ&専門店が約600店の店舗があるので、どこの店で食事をするか迷ってしまいます。事前に何を食べるか決めておくのもいいと思います。
学問の神様菅原道真公を祀る「大阪天満宮」と「願い玉」
日本三大祭の一つ天神祭り(7月25日)が終わって、大阪天満宮へいきました。
大阪天満宮はの始まりは、奈良時代にさかのぼり、都の西北を守る神として大将軍社という神社を創建されたといわれています。
(大将軍社)
平安時代の901年に菅原道真が、九州大宰府へ左遷された際に旅の安全を祈願して
大阪の大将軍社に参詣しました。
道真が無念の死を遂げた後、大将軍社の前に7本の松が生え、夜になると霊光を放つと都に伝わった。
それを知った村上天皇の勅命により、天満宮を建立し、道真公の霊を厚く祀ったといわれています。
(桜門)
(北鳥居)
(本社)
「老松神社紅梅殿と白太夫社」
老松神社紅梅殿は、道真公の愛でた梅の霊を「御愛樹之霊」を祀る。
白太夫社は、藤原道真公の守役を務めた「渡會春彦」を祀る。春彦は若い頃から白髪であったため「白太夫」と呼ばれていたそうです。
(向かって左が老松社紅梅殿と右が白太夫社)
白米稲荷社は、伏見稲荷大社の奥院と称される。「天満のお稲荷さん」として親しまれています。
ご利益は、商売繁盛、開運招福
(白米稲荷社)
大阪天満宮は、菅原道真を祀り、学問の神様「天満の天神さん」として人々に
親しまれている神社です。京都の北野天満宮と比べるとこじんまりとした天満宮です。
また、三大天満宮の一つです。他には京都の北野天満宮と福岡の大宰府天満宮。
(ご利益)
天神様のご利益は、農耕、和歌、学問と立身出世、縁結び、厄払い等多方面にわたります。
学問の神様菅原道真公が祀られる天満宮といえば学業成就。受験シーズンには合格祈願の訪れる人が後を絶ちません。
天神さんのお使いといわれる牛の像が境内にいくつかあります。頭を撫でると自分の頭も良くなるといわれています。
大阪天満宮には、登竜門と呼ばれる門があります。普段は閉じられていて出入りできませんが、年に1回だけ初天神の日に開門されて通り抜けできるそうです。
この登竜門を通り抜けると立身出世するといわれています。また関門を通り抜けるという験担ぎが込められており、受験生の間でも大人気です。
(登竜門)
大阪天満宮の北側にある「亀の池」に架かる星合橋で出会った男女は結ばれるといわれています。さらに7月7日の七夕の日に恋人同士で橋を渡ると厄払いができるといわれています。
この星合橋近くで「すべらんうどん」と呼ばれるうどんを営業している星合茶屋という店があります。
受験にすべらないという験担ぎの受験生が訪れています。
ここに星合池(亀の池)があり、亀が実際にいました。
この池には、願いを込めて池の中の梅の形をした的に向かって投じ、願い事に応じた色の花に載れば願い事が成就するといわれる「願い玉」(500円)がありました。
(願い玉)
(大阪天満宮鬼瓦)屋根葺き替えにより昭和62年3月安置。
アクセス
京都東山の石塀小路から「八坂神社」へ
ねねの小路を一歩出ると、狭い路地に石畳が敷き詰められた町谷が並んだ石塀小路に出てきました。
ここは、歩く人もまばらで京都らしさを楽しむことができました。
東山の石畳には、たくさんの人力車が行きかっていました。
30分東山コースで一人7,000円、二人9,000円と結構な値段でした。
石塀小路を歩いて、八坂神社へ行きました。
八坂神社(通称祇園さん)は、明治維新まで祇園社と呼ばれていました。
全国の八坂神社の総本社であり、その分社数は全国に約3000社に及ぶといわれています。
御祭神は、素戔鳴尊(すさのをのみこと)・櫛稲田姫命(くしいなだひめのみこと)・八柱御子神(やはしらのみこがみ)が祀られています。
ご利益は、厄除け、疫病退散にご利益があるといわれています。
舞殿
京の都は、方角を司る「四神」が守護する土地として都が置かれました。
「四神」の中央に平安神宮が鎮座し、京都五社と呼ばれ、京の都を守っているといわれています。
「四神」とは
北に(玄武)上賀茂神社
東に(青龍)八坂神社(境内には龍穴から湧き出る「力水」や「青龍石」があります。
南に(朱雀)城南宮
西に(白虎)松尾大社
この五社めぐりをするのも楽しいと思います。
京都・高台寺から「三面大黒天」へ
高台寺ねねの道の向かいに「三面大黒天」が位置しています。
ここは高台寺塔頭の圓徳院の境内になります。拝観は無料で自由に参拝することができます。
毎月3日には縁日が開かれているそうです。
ここに安置されている三面大黒天は、秀吉が念持仏としていつも懐に忍ばせていたと伝えられています。
この秀吉の出世守り本尊「三面大黒天」は、大黒天・毘沙門天・弁財天の三天合体の強力な尊像です。
三面大黒天には、顔が3つあり、中央には金運の神「大黒天」、向かって左には最強武神の「毘沙門天」、右には芸術や音楽を司る「弁財天」が融合しています。
(ご利益)
出世ー天下人にまで上り詰めた豊臣秀吉が信仰した。
金運ー大黒天、毘沙門天、弁財天にはいづれも財宝に関するご利益があるとされています。
勝負運ー大黒神は本来戦闘の神とされている。毘沙門天にも必勝祈願のご利益があるとされています。
五穀豊穣・良縁
出雲大社に祀られる大国主と大黒天は同一視されており、同様のご利益があるとされています。
境内にはカフエや土産物店があり、お寺の雰囲気があまりない感じでした。
奥に行くと「ねねの小路」があり、京都らしい情緒溢れる石畳を感じながら「石塀小路」へと歩きました。
夏の京都、ねねの道を通って「高台寺」と高台寺天満宮へ
豊臣秀吉の正室である北政所(ねね)が秀吉の菩提を弔うため建立したといわれています。
ねねの道の石畳
暑さを忘れる「ねねの道」
非公開の庫裏。夢と書かれた衝立と梵鐘がありました。
この高台寺の「夢」は禅の「空(くう)と同じことらしいです。
「夢」の字を書いた扇子が出てくるTV時代劇が昔にありましたが、関係なさそうですか。
アクセス
圓徳院・掌美術館の拝観は有料です。
拝観料 大人600円 拝観時間:9時~17時
(夏の夜間特別拝観)
8月1日~18日 受付:日没から21時30分
秀吉を偲び、弔いの提灯が灯されます。
高台寺は、とても落ち着けるお寺でした。参拝者も東山にしては、それほど多くなく
京都らしさを感じられるスポットでした。