鷺森神社の「八重垣」縁結びの石、宮本武蔵と縁がある「八大神社」と詩仙堂
鷺森神社は、叡山電車「修学院駅」下車 東山方面へ徒歩約7分程の所にあります。
参道が長く続き、春には桜、秋には紅葉が素晴らしい穴場のスポットです。
境内には、触れると夫婦和合や良縁が授かるといわれる「八重垣」の石があります。
お祈り方法は、石に触れてお祈りすれば、悪縁を断ち、良縁を授けてくれるといわれています。
また、毎年5月4日・5日には「神幸祭」(さんよれ祭)が行なわれています。
鐘・太鼓の囃子に合わせ、小学3年生の男子が菅笠を被り、着物に紅たすきの姿に手に扇子を持ち「さんよれ、さんよれ」と練り歩くお祭だそうです。
京都三大奇祭の一つといわれています。
八大神社は、1294年に創建された。素盞鳴命、稲田姫命、八王子命を祀っています。
禊祓い、農耕・水、森林・山、縁結び・和歌、方除け・厄除け、学業・教育と様々なご利益があるとされています。
境内には、宮本武蔵が吉岡一門と決闘した当時の一乗寺下がり松の古木が祀られています。
武蔵が吉岡一門との決闘の前に、立ち寄った神社として下がり松の古木が保存されることになりました。
境内には、中村錦之助が主演した、宮本武蔵「一乗寺下がり松の戦」のポスターが
貼ってありました。
日本で初めて「ししおどし」が作られたのが詩仙堂といわれています。
詩仙堂は、江戸時代初期に活躍した文人で、徳川家の家臣であった「石川丈仙」が、隠居のために造営した山荘です。
この詩仙堂の名前の由来は、中国の詩家36人の肖像を掲げた詩仙によるものといわれています。
落ち着いた雰囲気の場所です。
アクセス
市バス・京都バス 「一乗寺下がり松」徒歩約7分
この「一乗寺駅」付近はラーメン街道ともいわれ、何軒もの人気ラーメン屋があり、それぞれ行列になっていました。
秋の武田薬品工業㈱「京都薬用植物園」の見学申し込みについて
京都修学院から曼殊院参道を山側に上って行くと、武田薬品工業の京都薬用植物園の広大な敷地がありました。
薬用植物を中心に、約2,800種の植物を栽培しており、「生きた薬草の博物館」となっています。
園内は、6エリアになっています。
・中央標本園
シャクヤク、ミシマサイコ、カンゾウ、マオウなど基原植物を栽培展示
・漢方処方園
葛根湯、八味地黄丸など栽培展示
・温室
熱帯・亜熱帯の薬用有用植物を栽培展示
・樹木園
園内にある山地にホオノキ、カリン、サンシュユ、オオナツメなど約1,000種の薬品有用樹木を栽培展示
・ツバキ園
様々な椿の原種のほか、560種余りの品種を栽培展示
・展示棟
通常は一般公開されていません。春・秋・冬の3回一般の見学会が実施されているようです。
この秋の見学会の申し込みについて案内します。
「初秋の研修会」申し込みについて
1.日時
2017年9月24日(日)・25日(月)
午前の部 9:30~10:30 午後の部 13:30~14:30
2.研修内容
所要時間は約1時間30分
研修エリア 中央標本園、漢方処方園、民間薬園、香辛園、展示棟
3.申し込み方法
①スマートフォンから
Takeda_Garden@takeda.co.jp
②パソコン
代表者氏名、人数、住所、TEL、希望日時、同伴者氏名(3名まで)
を記入
③FAX 別紙1の申込用紙に記入のうえ 075-781-6115まで
④郵送の場合
往復はがきに別紙2を参考に所要事項を記入して送付
4.応募締め切り
2017年8月31日(木)
5.留意点
・団体での申し込みは受付していません
・園内の食事はできません
・駐車場はありません
(問い合わせ)
武田薬品工業㈱京都薬用植物園
TEL 075-781-6111(受付時間 9:00~16:00)
アクセス
曼殊院の参道に面しています。
近くにあった曼殊院天満宮のお社、天満宮と弁天堂が建っています。
神仏混合の不思議空間「赤山禅院」
赤山禅院は、888年に慈覚大師円仁の遺命によって創建した天台宗の寺院です。
本尊の赤山明神は、慈覚大師が中国の神、陰陽道祖神(泰山府君)を勧請した天台宗の守護神です。
この地は、京都の東北表鬼門にあたることから、方除けの神として信仰されています。
また、隠れた紅葉の名所として別名「もみじ寺」としても有名です。長い参道に、秋にはもみじのトンネルができ、すばらしい景観を楽しむことができるそうです。
石段を上ると屋根の上に「猿」が祀られているのが目に入ります。
この猿は、比叡山を護っている日吉神社の神猿といわれ、この場所が京都御所の北東表鬼門に位置するため、守護として京都御所を見守っています。
また、御所の東北角にある猿が辻の猿と対峙しており、都に入ってくる災難を「去る」との意味があるそうです。
また、猿が金網に閉じ込められているのは、かって夜になると悪さをしたため、逃げ出さないようにしたそうです。
参道から境内に入ると正面に拝殿があり、柱には「皇城表鬼門」と書かれた木札が掛けられています。京都御所を護るための寺院であることを示しています。
赤山禅院は、「赤山大明神」とあるようにお寺と神社の混合する寺院です。
境内は広く、地蔵堂・稲荷社・福禄寿殿・縁結びの神様の相生社・鬼門方除けの神様金(こん)神社・夫婦和合の歓喜天・出世の弁財天・不動明王を祀る雲母不動尊など様々な社殿やお堂といった神仏が溢れています。
(地蔵堂)
(相生社)
(金神社)
境内にある福禄寿殿は、全国の七福神めぐりの発祥とされる「都七福神」の一つで、幸福、高禄、長寿の三徳があたえらる福禄寿を祀っています。
七福神が祀られた寺社を参詣すると縁起が良いとされています。
また、境内には大きな数珠の門が目を引きます。
「念珠の門」といわれ、ここをくぐると願いが叶うといわれるパワースポットです。
2箇所の数珠の門があり、最初に願い事を思い続けながら参拝し、最後に環念珠を
通るときに、願い事を叶えるために努力することを誓うと、仏様が力を貸してくれるといわれています。
(念珠の門)
赤山禅院は、比叡山の千日回峰行とも関わりが深く、大阿闍梨により「八千枚大護摩供」「ぜんそく封じへちま加持」「数珠供養」などの祈祷が行なわれています。
また毎月五日講が行なわれ、「五十払い」の起源とされる。
申の日の五日に参拝すると、商売が繁盛するといわれ、集金の神様と商人に信仰されています。
アクセス
叡山電車 修学院下車 徒歩約20分
市バス 修学院離宮下車 徒歩約20分
「修学院離宮」の参観方法とパワースポット「八重垣の石」
以前から一度行って見たいと思ってた京都の不思議なスポット「赤山禅院」に出立。
赤山禅院へ行く途中に、修学院離宮がありました。見学できるか窓口で聞いてみると当日参観も可能でしたが、2時間以上待ち時間があるので、今回は参観を見送りました。
離宮の入り口から写真を撮らせていただきました。
谷川を堰き止めた池を中心とした広大な庭園と山荘からなる平安時代の王朝文化を偲ばせる離宮だそうです。
参観時間は①9:00~ ②10:00~ ③11:00~ ④13:30~ ⑤15:00~
所要時間は80分
参観できるのは18歳以上の人となっています。参観は無料です。
申し込み方法は
①往復はがきで申し込む
②インターネットで宮内庁のホームページから申し込む
③当日窓口に申し込む(身分を証明するものを持参)
定員になり次第締め切り
月曜日は休日です。
問い合わせは、宮内庁京都事務所参観係
アクセス
市バス 「修学院離宮道」徒歩約15分
駐車場はありません。
近くに「鷺森神社」の案内標識を発見したので参拝してきました。
鷺森神社は、修学院離宮にあったのを元禄年間に現地へ遷座したそうです。
八坂神社と同じスサノオノミコトを祀り、修学院山端一帯の氏神神社です。
参道は紅葉の名所として、人気を集めています。
また、境内には「八重垣」の石があります。
この石に触れてお祈りすれば、夫婦和合や悪縁を断って良縁を授けてくれるパワースポットになっています。
毎年5月4日・5日には、京都の奇祭といわれる「神幸祭」(さんよれ祭り)が行なわれます。
アクセス
叡山電車「修学院」徒歩約10分
京都の名水「梨木神社」と紫式部で有名な「蘆山寺」を訪れる
鴨川を渡って梨木神社へ
梨木神社の境内にある井戸の水は「染井の水」と呼ばれ、京都三名水の一つとされています。
京都三名水とは、「染井(そめい)」「醒ヶ井(さめがい)」・「県井(あがたい)」
です。現存するのは、「染井の水」だけです。
「染井の水」は鴨川の分流で、現在ではモーターで汲み上げられています。
早速この名水をいただいてみました。夏の暑さを忘れるほど冷たく、軟水で優しく体に入っていきました。
(手水舎)
手水舎の隣には茶室があり、毎月第3日曜日には「染井会」という茶会が開かれています。
祭神は、明治維新に大きく貢献した三條實萬・三條實美父子を祀っています。
(本殿)
境内には、萩がいたるところに青々と茂っていました。
9月の中旬~下旬にかけては、萩まつりが行なわれます。
(御神木)愛の木
境内にマンションが建っていました。景観を損ないますが神社運営のためには、仕方がないのでしょう。
アクセス
市営バス 府立医大病院前 徒歩
近くに同志社大学の新島会館がありました。
同志社大学の創立者新島襄と妻の八重の私邸。現在は同志社校友会。関係者ここで結婚式を挙げたりしています。
紫式部で有名な蘆山寺を訪ねてみました。
日本蘆山と号する円浄宗の大本山です。
鬼の法楽と呼ばれる節分会の悪疫退散の行事が有名です。
盆の時期「大谷祖廟」から下鴨神社の納涼古本まつりへ
大谷祖廟は、東本願寺の飛び地境内になります。
お盆で境内までの通り道には屋台が沢山でており、参拝者で賑わっていました。
参拝後、四条通まで行くのに人混みのなか大変でした。
境内には暑さを癒す氷柱が、所々に置いてありました。
人混みを抜け、やっと四条通まできました。
ランチをしようと思いましたが、観光客でどこも行列でした。
南座の向かいの人通りの少ない通りを歩いて、ロシアレストラン「キエフ」という
店でランチをすることにしました。ビルの6階にあり、聞けば歌手の加藤登紀子さんの
兄が経営する店だそうです。
店内は観光客もほとんど居ないくて、待つこともなく席に着けました。
落ち着いた雰囲気のゆっくりできる店でした。
鴨川のそばなのでロケーションもバッチリです。
ランチはAコース・Bコース・Cコースあります。ピロシキやボルシチなどがメイン
ランチの時間は、12:00~14:00
デザートは、バラの花びらジャムを入れて飲む紅茶でした。紅茶のなかでバラの花びらがおしゃれに咲きます。
(マトリューシカの伝票です。)
17時からは屋上でビアガーデンもオープンします。
南座の北側の北座ビルに鎮座する花咲大黒天が目を引きました。
「願えば花を授ける大黒天」花を授けるとは、芸妓・舞妓さんの「花代」のことらしい。
「花代(料金)が沢山入ってくるように祈願する千社札が所狭しと張られていました。
川端通りを北へ向かって、木屋町筋を上っていくと森鴎外の「高瀬舟」で有名な料理旅館「幾松」がありました。
芸妓幾松は、桂小五郎が最も困難な時代に庇護し、支えた女性。
登録有形文化財となっています。
下鴨神社の糺の森で「第30回下鴨納涼古本まつり」が開かれているのでいきました。
古書約80万冊が即売される古本市です。沢山の人で賑わっていました。
日時は、8月11日~8月16日
時間は、10:00~17:30 最終日は16:00まで
秋に古本まつりも予定されています。
日時は、11月1日~11月5日
下鴨神社の水おみくじに多くの人で賑わっていました。
相生社は、縁結びの霊感あらたかな社として、御神木の「連理の賢木(れんりのさかき)」とともに女性の参拝者が集っています。
また、下鴨神社には女性に人気の「河合神社」があります。
「日本第一美麗神」といわれ「美しい女性になれますように」という思いを込めて
「鏡絵馬」の奉納をする女性が訪れています。
(河合神社の手水舎)
大阪夏の陣「真田丸」界隈、三光神社、心眼寺、興徳寺、どんどろ大師へ
大阪の陣で真田幸村が築いた「真田丸」があったといわれる場所は、三光神社と心眼寺界隈とされ、今でも丘陵な自然の地形を残していました。
三光神社がある丘は(宰相西公園)、大阪城の出城である「真田丸」があった場所とされています。
大阪城と地下道でつながっていると伝えられる「真田の抜け道」が、三光神社の社殿下にあります。
かっては三光神社以外にも付近に8つほどの横穴があったそうですが、危険ということで多くは埋められてしまったそうです。
今は、扉も閉められて中には入れませんが、歩いて通れる大きさはないようです。
この抜け道の横に真田幸村の像が建っています。
三光神社は、仁徳天皇・天照大神・月読命・素盞鳴命を祀る神社です。
春には、桜の名所としても知られ、多くの人で賑わいます。
また、大阪七福神のひとつ「寿老神」が祀られています。
三光神社は「三光さん」とも呼ばれ中風封じの神様として知られています。
アクセス
地下鉄鶴見緑地線「玉造駅」徒歩約2分
JR環状線 「玉造駅」 徒歩約5分
拝観無料、駐車場(20台 無料)
心眼寺は、1622年白牟和尚が真田幸村と真田大助の冥福を祈るために創建したといわれています。
心眼寺の門前にある明星学園グランドが、真田丸の中心部であったとの推測もあり、心眼寺の正面には真田丸の石碑が建立されています。
心眼寺の隣に「興徳寺」という高野山真言宗のお寺がありました。
(不動明王)
このお寺の薬師如来は、目にご利益があるといわれ、目に病を持つ人や先の見通しが利き、事業がうまくいくといわれ、商売繁盛や家内安全を願う参拝者が集っています。
このお寺には約10mの大きさの准堤観音と呼ばれる観音様がお祀りされています。
無数の仏を産んだことから、仏母といわれています。
子授けと安産の観音様としてご利益があります。
アクセス
地下鉄鶴見緑地線「玉造駅」 徒歩約7分
JR環状線「玉造駅」徒歩約10分
近くには、弘法大師様を祀る「どんどろ大師」(善福寺)があります。
大阪夏の陣の戦死者を弔うために建てられたといわれています。
昔 大阪城代として赴任した土井利位が弘法大師を深く信仰していたことから
「土井様のお大師様」と呼ばれ、それが訛って「どんどろ大師」となったといわれています。
このどんどろ大師は、浄瑠璃「傾城阿波鳴門」に登場し、「ととさまの名は・・・」
で始まるお弓とおつるの母子再会の舞台としても有名です。