今日のワインはオーストラリアの「ハーディーズ スタンプ シラー」1000円以下で愉しむワイン選び(№31)
●シラーズは
深い色合い。濃い色の果実を思わせる味わいがあり、土やスモーク、コショウのニュアンスが感じられ複雑な味がある。
(色★★★★★ 酸味★★★ タンニン★★★★★)
★ハーディズ スタンプ シラーズ
原産国 オーストラリア
アルコール度 13.5%
品 種 シラーズ
味わいはタンニンは程よく余韻もスムーズな印象で、しっかりした果実味にほのかな甘いバニラのアロマを感じる。
「ワインのかた想い」
香りは甘いベリー系、味わいは果実の甘さがある。酸味やタンニンのアクセントが感じられない。その分コクが無いように感じてしまった。
(ワインの知識)
・ティスティング
ワインの色・香り・味などをみる事。
・ブラン・ド・ブラン
今日のワインはオーストラリアの「ツーカンガルー シラーズ」1000円以下で愉しむワイン選び(№30)
オーストラリアのシラーズは、ラベルに品種表示したものはその品種を85%以上使用しなければならず、オーストラリアで大成功している品種です。
色は濃い赤紫色。ブルーベリーのジャム、カーネーションの花の香り。大柄なワインながらも、とろけるようなタンニンとアルコール分で、フルーティで厚みのあるワインが特徴。
★ツーカンガルーシラーズ
原産国 オーストラリア 赤 ミディアムボディ
アルコール度 13%
品 種 シラーズ
(色★★★★★、酸味★★★、タンニン★★★★★)
オーストラリアの代表的な動物であるカンガルー2頭をデザインしたブランドのシラーズ。この地域のシラーズの本質を感じさせる力強いブラックチェリーの香りがスパイシーなオークの後味と見事にマッチしたワインです。
ローストラム、和牛ステーキ、バーベキューなどの料理に合います。
「ワインのかた想い」
甘酸っぱいベリー系の香りがし、凝縮感があり全体に柔らかく、果実味の凝縮した味わいが感じられる。同じツーカンガルーのカベルネソーヴィニヨンに比べて酸味が少ない分、タンニンをより感じるすっきりとした味わい。
シラーズのほうがカベルネソーヴィニヨンより果実味が豊かでスパイシーさも控えめ。
飲む比較は先にシラーズ、続いてカベルネソーヴィニヨンの順序のほうがメリハリがよく分かる。
(ワインの知識)
マセラシオン・カルボニック(炭酸ガス浸漬)
収穫したブドウを茎から除かずに発酵槽に入れ、空いたスペースを炭酸ガスで満たす。ブドウ粒内部で発酵が始まり、やがて粒が破裂して、通常の発酵が始まる。色素は出るが、そのわりにタンニンが出ないのでフレッシュなワインとなる。ボージョレ・ヌーヴォーが代表的です。
ではまた次回お会いしましょう。
京都伏見の名水どころ「御香宮神社」にいく
京都伏見区に位置する御香宮神社は、平安時代に境内から病に効く香水が湧き出たので清和天皇よりこの名を賜ったといわれています。
アクセス
10月上旬の9日間に行なわれる神幸祭は、伏見九郷の総鎮守のお祭りで「伏見祭」、「花傘祭」とも呼ばれ、獅子・神輿・武者行列が練り歩く伏見一の祭りです。
(天満宮の神の使いの石牛)
(拝殿)
(本殿)
表門を入り境内を進むと右手に天満宮が鎮座しています。さらに拝殿、本殿、絵馬堂、能舞台など桃山建築の特徴を持つ建物が建ちならんでいます。
(絵馬堂)
(能舞台)
「御香水」は伏見の七名水の一つで、京の名水の代表として「名水百選」に認定されています。このような名水が湧き出る伏見には、古くから酒造りが盛んです。
ご利益は安産・子育てがある神社として知られています。
その由来は、神功皇后が臨月の身でありながら、朝鮮へ出兵し、帰国後無事に御子(応神天皇)を出産しました。その強さから安産・子育ての神として崇められるようになったといわれています。
今日のワインはオーストラリアの「ツーカンガルー カベルネソーヴィニヨン」1000円以下で愉しむワイン選び(№29)
オーストラリアのカベルネソーヴィニヨンは、ヨーロッパのカベルネソーヴィニヨンに比べてより果実的でよく熟した果実の甘さに満ちた香りとシンプルなスパイス香、味わいはとろみすら感じられる果物の凝縮感があり、大柄なイメージはバランスよく、大胆な旨みを楽しめる。
★ツーカンガルーカベルネソーヴィニヨン
原産国 オーストラリア 赤 ミディアムボディ
アルコール度 14%
品 種 カベルネソーヴィニヨン
(色★★★★ 酸★★★★ タンニン★★★★★)
オーストラリアの代表的な動物であるカンガルー2頭をデザインしたブランドのカベルネソーヴィニヨン。熟したベリーとミントの心地よいアロマが広がり、優雅で力強い赤や黒のベリーの味わいとスパイシーなオークの香りが見事にマッチしたワインです。
合う料理は、てりやきビーフ、焼豚、ピザなど
「ワインのかた想い」
芳醇な果実のフルーティな香りと口に含むとタンニンが広がる、喉をしっかりと通過して行くスムーズさがあるワインでした。(やまやで2本1000円でした。)
(ワインの知識)
・ブーケ(熟成香)
・凝縮感(濃いワインのこと)
・マグナム(通常のワイン瓶の2本分入るワインのボトル)
では次回またお会いしましょう。
酒は飲め飲め~と唄われる「黒田節」誕生の地、京都の伏見桃山へ
福岡民謡の「酒は飲め飲め飲むならば、日の本一のこの槍を、飲みとる程に飲むならば、これぞ誠の黒田節」と始まる「黒田武士」は京都の伏見桃山で誕生しました。
この黒田武士は、貝原益軒が著した「黒田家家臣伝」の逸話が元になっています。
この逸話が生まれた場所が京都市伏見区桃山の御香宮神社が建つ辺りです。
その逸話とは、文禄5年(1596年)黒田家の家臣「母里太兵衛(もりたへい)」が伏見の城下町の大名「福島正則」に招かれ、太兵衛は正則から大きな鉢に注いだ酒を勧められた。しかし、太兵衛はあまりの大きさに断りました。そこで正則は酒を飲み干したら望みの品を与えると言いました。太兵衛は豊臣秀吉から正則に贈られたという座上に掛けられた槍を指し「「あれをいただけるなら」と言って飲み干したといわれています。
この名槍「日本号」は「呑み取り槍」とも称され、現在は、福岡市の博物館に収蔵されています。
(御香宮神社)表門
アクセス
今日のワインはチリの「モンテス アルファ カベルネ・ソーヴィニヨン」1000円以下で愉しむワイン選び(番外編)
★モンテス アルファ カベルネ・ソーヴィニヨン
原産国 チリ 赤 フルボディ
アルコール度 14%
果実の旨みが詰まった官能的なカベルネソーヴィニヨン モンテスは1988年チリ人だけのチリワインカンパニーとして造ったワイナリー。ヨーロッパ式の醸造技術を持ち込み「世界最高峰のワインを造る」信念のもとスタートし、これまでのチリワインには考えられない高価格の「モンテスアルファシリーズ」などを生み出し高く評価された。
古木から手づかみで収穫し、100%フレンチオークで熟成12ヶ月。オークからくる炭火コーヒーやエスプレッソの香り、ブルベリージャムなどの豊富な香りが楽しめます。
ラム肉のグリルやチョリソー、ステーキなどに合います。
「ワインのかた想い」
赤果実の芳醇な香りとともに一口目の飲み口は、実にあっさりとしているが徐々に濃厚さが増し、余韻に程よいタンニンとコクを感じる。価格は1000円を越えて少し高いですが飲み応えのあるワインでした。
(ワインの知識)
トップノーズ
ワインを注いですぐに立ち上がる香りのこと。グラスを回してからの香りは、セカンドノーズ。トップノーズがブドウの品種の特性が出やすいのに対して、セカンドノーズは熟成状態がわかる。
では次回またお会いしましょう。