国宝「岩清水八幡宮」で森林浴を楽しむ
岩清水八幡宮は、平成28年2月9日国宝に指定されました。
アクセス
または表参道・裏参道から徒歩約30分
JR・近鉄「京都駅」から近鉄電車「丹波橋駅」またはJR「東福寺駅」にて京阪電車に乗り換え(京都駅から約30分)
岩清水八幡宮は、京都の裏鬼門(西南の方角)を守護する王城鎮護の神、伊勢神宮に次ぐ国家第二の宗廟として天皇や朝廷から篤く祟敬されてきました。
また武運長久の神として源氏をはじめ全国の武士の尊崇を集めてきました。
近年では、パナソニックの「経営の神様」といわれた松下幸之助氏が深く信仰していたことが知られています。
国家鎮護・厄除開運必勝・交通安全・安産・病気平癒のご利益があることから全国から参拝者が訪れています。
岩清水八幡宮は、鎌倉の鶴岡八幡宮、大分の宇佐八幡宮とともに日本三大八幡宮といわれています。
頓宮とは、祭神や天皇の旅先の住居にあたり、毎年9月15日、勅祭岩清水祭においてわずか半日間のみ滞在するところ。山上の本殿より御神霊が御遷しされる重要な社殿です。
(9月15日の勅祭岩清水祭の頓宮殿の様子)
頓宮の一ノ鳥居には、扁額「八」の字が神使の双鳩になっています。これは、藤原行成の書を松花堂昭乗が書写したものです。
岩清水八幡宮の鳩の由来は、宇佐八幡宮から岩清水八幡宮へ八幡神を勧請した際に白い鳩が道案内をしたと伝えられ、以来「鳩」は神様の使いとして大切にされてきました。
頓宮のすぐそばには、「高良神社」があります。
(御神木)
高良神社といえば、徒然草に出てくる有名な話があります。
昔、仁和寺の僧侶が、岩清水八幡宮に参拝したことがないのを苦にしていたが、ある日思い立って岩清水八幡宮に向かった。男山山麓の極楽寺、高良神社を参拝して、これがあの有名な岩清水かと早合点して岩清水八幡宮の本社のある男山に登らずに帰った。京に帰って同僚の僧に「長年の念願をやっと果たすことができた。すばらしく感動した。
ところで沢山の人が山へ登るのを見ましたが、神社を参拝するのが目的でしたから山には登りませんでした」といったお話です。
次回は、山上までの参道から本社をご案内します。