国宝「岩清水八幡宮」で森林浴を楽しむ②
高良社に参拝した後、二ノ鳥居をくぐり表参道を進むと、途中に松花堂跡や岩清水井・岩清水社があります。
参道を歩いていくと、9月も中頃だというのにこの地では、いまだに蝉の鳴き声が聞こえてきます。
松花堂跡は、「松花堂弁当」の名前の由来となった岩清水八幡宮の社僧・松花堂昭乗の晩年の住居跡です。
岩清水井・岩清水社は、冬に凍らず夏に涸れない霊泉「岩清水」が湧き出る岩清水八幡宮の名前の由来となった場所です。
三ノ鳥居に到着すると、御神馬舎が目に入ります。以前は白馬が居ましたが、現在は厩舎のみ残っていました。
(御神馬舎)
(一つ石)
鳥居をくぐると、石畳の参道が続き、見逃してしまいがちですが、「一つ石」と呼ばれる石が参道にあります。この石は、かつては競馬の出発点であり「勝負石」とも呼ばれる勝運の石です。手に触れて願ってください。
この参道の先には、南総門が見えてきます。
(手水舎)
竃神殿(そうじんでん)
南総門の西側に竃神殿という末社があります。竃(かまど)の字からもわかるように台所守護のご利益を授けてくれます。
南総門
南総門を抜けると、本殿へと広い境内が続いています。南総門から本殿を見ると少し西側に向いているのがわかります。これは、参拝した帰りに神様に背を向けないため、そのように造られているといわれています。
楼門
御神鳩
楼門の奥、本殿に秋祭りの神輿がお払いを受けていました。
本殿
本殿右の廻廊を行くと若宮社・若宮殿社があります。
若宮社は、祈願成就・学業成就の御神徳があり、男性の守護神とされています。
若宮殿社は、祈願成就・心身健康の御神徳があり、女性の守護神とされています。
信長塀
織田信長が寄進したと伝わる瓦と土を幾重にも重ねることにより、銃撃や耐火性・耐久性に優れた塀といわれています。
住吉社
校倉
楠正成公の楠
楠正成が必勝祈願参拝の際に奉納した樹齢700年になろうかといわれる御神木。
エジソンの碑
岩清水八幡宮の竹を使って白熱電球の長時間点灯と実用化に成功したことから記念碑が建てられています。
展望台から見れる絶景
遠くには京都タワーが見れます。
帰りは裏参道を歩いて帰りました。
途中に竹雨水(ちくうすい)という湧水がありました。
鬱蒼とした男山山上の岩清水八幡宮を参拝し、心身ともにリフレッシュできました。