糺の森と下賀茂神社の光琳の梅・縁結びの神「相生社」と女性の守護神「河合神社」
2017年3月1日(水)今日から3月に入りました。春はまだまだ遠く、寒い日が続いてますが、京都の糺の森を訪ねてみました。
糺の森は、京都市左京区の下賀茂神社(賀茂御祖神社)の境内にあります。賀茂川と高野川の合流地点に発達した原生林で、広さ約3万6千坪の森です。広葉樹を中心に樹齢6百年~2百年の樹木が約6百本もあり、学術的にも大変貴重な森とされています。平成6年には下賀茂神社全域が世界遺産に登録されています。
(糺の森)河合神社の祭神「多々須玉依姫」にちなむ地名とか、下賀茂神社の祭神賀茂建角身命が、この地で人民の争いをただしたことによるとの伝説もあります。
(瀬見の小川)土用の丑の日に、川に足をつけて健康を祈る習わしがあります。
(三井社)河合神社の南側に祀られています。祭神は中社に賀茂建角身命、西社に伊賀古夜日賣命、東社に玉依媛売命の三柱を祀る。
(河合神社)下賀茂神社の境内、「瀬見の小川」の西側にあります。ご祭神は女性の守護神である王依姫命が祀られています。古くから女性の美の神様として信仰されており、安産・育児・縁結び・学業・長寿の神様ともいわれています。
(鏡絵馬)鏡絵馬は自分のメイク道具で願いを込めて化粧し、(メイクする化粧室が用意されています)裏面に願い事を書きます。
(さざれ石)さざれ石は年とともに大きく成長し、岩になると信じられている神霊の宿る石です。「君が代」にうたわれている「さざれ石」とは、小さな石という意味です。
(縁結びの神「相生社」)御祭神の神皇産霊神は、縁結びの神、結納の守護神として崇められています。めでたいことを「相生」といいますが、この言葉は「相生社」からできた言葉です。
相生社のそばに、「連理の賢木」(れんりのさかき)という不思議な御神木があります。2本の木が途中から1本に結ばれている。
縁結びの神の力で結ばれていると伝えられています。
(下賀茂神社鳥居)
(下賀茂神社桜門)下賀茂神社の正式名は賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)
古くより導きの神、勝利の神として信仰があり、事始めの神様として知られています。下賀茂神社の一柱である玉依媛命は、上賀茂神社の祭神の賀茂別雷命の母親である。よって下賀茂神社と上賀茂神社は同じ歴史を歩んできた。この2つの神社は、2つ合わせて「賀茂社」といわれる。
(輪橋)
(光琳の梅)御手洗川にかかる輪橋のそばに梅の木があり、「光琳の梅」と呼ばれています。この梅は、尾形光琳が「紅白梅図屏風」に描いた梅とされています。
水占いーみずみくじは、1回300円で好きなものを選び、清流に浸すと、文字が浮かび上がってきます。
「御手洗の社」(みたらしのやしろ)
御手洗池から湧き出るあわを人の型にかたちどったのが「みたらし団子」で、ここが発祥の地とされています。
(下賀茂神社言社)本殿の前庭に干支の守り神を祀った七つの小さな社「言社」があります。いずれも大国主命の別名で言霊の働きによって、呼び名が変わります。七つの社から自分の干支の神様にお参りしてください。干支の神様なので、お参りすると守護してくれるそうです。
(出町柳から見た鴨川)
(鴨川大橋の亀石)
(鴨川荒神橋の亀石)
出町通り商店街にある「ふたば」の有名な豆餅です。いつも行列ができています。
1個180円です。餡と塩味の豆のハーモニーが旨くて人気がある。