京都知恩院のパワースポットと七不思議
2017年3月3日(金)今日のクローズアップは雛祭りです。
その由来は平安時代を起源とする「五節句」という行事があり、季節の節目に身の穢れを祓い、健康長寿や厄除けを願う風習が始まりとされています。現在は女の子の健やかな成長を祈る節句の行事となっていますが、かっては男女ともに参加するお祭りでしたが、同じ「五節句」である5月5日の端午の節句が男の子の祭りと認識されるようになり、3月3日は女の子の祭りとなりました。
また昔は、雛人形は今のように飾るのでなく、紙で作った人形に穢れを移して、川に流してやる「流し雛」の風習が行なわれていました。その風習が今も行なわれているのは、鳥取市の「流し雛」が有名です。
では、本日は京都の知恩院を訪ねましたので、ご紹介します。
知恩院は、法然上人が1175年(承安5年)吉水の地に草庵を結ばれたことを起源とした浄土宗の総本山。徳川家康、秀忠、家光らの外護により、現在の壮大な伽藍が形成されました。法然上人の像(御影)を安置する御影堂は、平成24年から大修理が行なわれており、平成31年に完了予定です。
知恩院の三門は、三解脱といい「空・無相・無願」の意味をもっており、1621年に徳川秀忠によって建立された。我が国最大級の木造二重門として、日本一の高さを誇っています。また日本三大三門の一つといわれています。(他は南禅寺、身延山)
パワースポットの石段
三門をくぐり境内に向かう階段には、男坂と女坂といわれる二つの石段があります。男坂は51段の急な勾配の石段で、石段を一段ずつ上がるごとに運気が上がり、パワーがみなぎるそうです。
女坂は少し遠回りですが、緩やかな階段が続いています。
(多宝塔)
知恩院の七不思議といわれるものがあります。
①鴬張り廊下ー歩くと鶯の鳴き声に似た音が出る。忍び返しの 廊下ともいわれています。(一部公開)
②忘れ傘ー名工・左甚五郎が魔除けのために置いていったといわれています。(非公開)
③三方正面真向の猫ー狩野信政筆、子猫を守っている親猫が、どこから見ても正面から睨んでいるように見えます。(非公開)
④抜け雀ー大方丈菊の間の襖絵、見事に描かれた雀が生を受け飛び去ったといわれています。(非公開)
⑤白木の棺ー三門を建てた普請奉行五味金衛門夫婦の自作木像
(特別公開時のみ)
⑥大杓子ー重さ30kg長さ2.5mの大杓子(公開)
⑦瓜生石ー黒門登り口の路上にある石、一夜にして瓜が生え実ったと伝えられています。
(京都白川)
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