学問の神様菅原道真公を祀る「大阪天満宮」と「願い玉」
日本三大祭の一つ天神祭り(7月25日)が終わって、大阪天満宮へいきました。
大阪天満宮はの始まりは、奈良時代にさかのぼり、都の西北を守る神として大将軍社という神社を創建されたといわれています。
(大将軍社)
平安時代の901年に菅原道真が、九州大宰府へ左遷された際に旅の安全を祈願して
大阪の大将軍社に参詣しました。
道真が無念の死を遂げた後、大将軍社の前に7本の松が生え、夜になると霊光を放つと都に伝わった。
それを知った村上天皇の勅命により、天満宮を建立し、道真公の霊を厚く祀ったといわれています。
(桜門)
(北鳥居)
(本社)
「老松神社紅梅殿と白太夫社」
老松神社紅梅殿は、道真公の愛でた梅の霊を「御愛樹之霊」を祀る。
白太夫社は、藤原道真公の守役を務めた「渡會春彦」を祀る。春彦は若い頃から白髪であったため「白太夫」と呼ばれていたそうです。
(向かって左が老松社紅梅殿と右が白太夫社)
白米稲荷社は、伏見稲荷大社の奥院と称される。「天満のお稲荷さん」として親しまれています。
ご利益は、商売繁盛、開運招福
(白米稲荷社)
大阪天満宮は、菅原道真を祀り、学問の神様「天満の天神さん」として人々に
親しまれている神社です。京都の北野天満宮と比べるとこじんまりとした天満宮です。
また、三大天満宮の一つです。他には京都の北野天満宮と福岡の大宰府天満宮。
(ご利益)
天神様のご利益は、農耕、和歌、学問と立身出世、縁結び、厄払い等多方面にわたります。
学問の神様菅原道真公が祀られる天満宮といえば学業成就。受験シーズンには合格祈願の訪れる人が後を絶ちません。
天神さんのお使いといわれる牛の像が境内にいくつかあります。頭を撫でると自分の頭も良くなるといわれています。
大阪天満宮には、登竜門と呼ばれる門があります。普段は閉じられていて出入りできませんが、年に1回だけ初天神の日に開門されて通り抜けできるそうです。
この登竜門を通り抜けると立身出世するといわれています。また関門を通り抜けるという験担ぎが込められており、受験生の間でも大人気です。
(登竜門)
大阪天満宮の北側にある「亀の池」に架かる星合橋で出会った男女は結ばれるといわれています。さらに7月7日の七夕の日に恋人同士で橋を渡ると厄払いができるといわれています。
この星合橋近くで「すべらんうどん」と呼ばれるうどんを営業している星合茶屋という店があります。
受験にすべらないという験担ぎの受験生が訪れています。
ここに星合池(亀の池)があり、亀が実際にいました。
この池には、願いを込めて池の中の梅の形をした的に向かって投じ、願い事に応じた色の花に載れば願い事が成就するといわれる「願い玉」(500円)がありました。
(願い玉)
(大阪天満宮鬼瓦)屋根葺き替えにより昭和62年3月安置。
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