七夕ゆかりの里 織姫伝説「機物神社」

 七夕が近づいてきました。七夕伝説で有名な交野市にある「機物神社」(はたものじんじゃ)に行ってきました。

 機物神社は、七夕ゆかりの織姫伝説で知られる神社です。

 祭神の天棚機比売大神(あまのたなばたひめおおかみ)は織姫にあたります。

 この神社の起源は、この地に始めて機織りの技術を伝えた漢人庄員を祭神として祀ったのが起源とされています。

 その後、平安時代に京都朝廷の人々が猟のために交野を訪れるものが多く、当時盛んであった天体崇拝思想や文学的趣味から、祭神は織女星、すなわち棚機姫(たなばたひめ)となったといわれています。

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本殿

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境内

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御神木

アクセス:大阪府交野市倉治1-1-7(倉治小学校のそばに位置する)

 電車の駅から結構歩くので、境内はひっそりと訪れる人もいませんでした。

 毎年7月6日~7日は七夕祭が開催され、多くの人で賑わっているそうです。

 

枚方交野天神社と「市民の森」の花菖蒲と紫陽花

 交野天神社(かたのてんじんじゃ)(正式な名称は「かたのあまつかみのやしろ」)に参拝に行ってきました。

 京阪電車樟葉駅」より徒歩約20分ほどの住宅街に位置する神社です。

 枚方市楠葉丘2-19-1 駐車場あり

 歴史は古く、787年に桓武天皇が父の光仁天皇を祀ったのが起源とされています。

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一の鳥居

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二の鳥居

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三の鳥居の奥に拝殿が見えます。氏子さんが祭りの準備をしてるようでした。

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拝殿

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本殿

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(本殿と手前が末社八幡神社

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 本殿の右側に貴船神社に行く案内があります。鬱蒼とした原生林を歩いていくと、末社貴船神社が見えてきます。霊気に溢れたなか、参拝すると自然と厳かな気持ちになります。ここは継体天皇の楠葉宮であったと石碑がありました。

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末社貴船神社)雨乞いの神様として知られています。

交野天神社については、北極星を中心点とした星にまつわる七夕伝説があるそうです。

 ご利益は学業成就です。

 交野天神社は、一歩足を踏み入れると、住宅街にある神社とは思えない、霊気に溢れ静かでゆったりと散策できる神社です。

 

 交野天神社の南側に「市民の森」公園があります。すぐそばなので参拝にお越しの際は是非足を伸ばしてみてください。

敷地面積は約2万6千平方メートルに約1万2千本の樹木が植えられており、市民の憩いの場所となっています。

 開園時間 9:00~17:00 入園無料  駐車場15台 無料

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鏡伝池

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花菖蒲

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紫陽花

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京都のパワースポット廻り④ 大将軍八神社

「大将軍八神社」に行く前に、昼食をとりましたのでその紹介からはじめます。

 京都の北野天満宮の南側にあった蕎麦屋「すさかべ庵」という店にふらっと入ってみました。昼を過ぎていたので店内は空いていました。店内は木造りの席で、京都の雰囲気が感じられ、店員さんも愛想が良かった。

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1,000円の日替わり定食、蕎麦も美味しくてお得感いっぱいでした。

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薬味に出てきた手作りの柚子こしょうが美味しかったので、土産に買いました。350円です。

 

では、「大将軍八神社」のご紹介に入ります。

大将軍八神社は、有名な北野天満宮の南側に位置します。

大将軍八神社は、平安遷都の際に桓武天皇が、御所の北西角の天門に星の神「大将軍堂」を建て方位除けをした。それが大将軍八神社の始まりといわれています。

 大将軍八神社の「八」の由来は、最初大将軍のみだったのを、後に暦にかかわる八柱の神様も合祀されるようになったためといわれています。

御祭神

大将軍、太歳神大陰神歳刑神歳破神歳殺神黄幡神豹尾神

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 境内に入るとまず三社と五社の神社が祀られています

 (三社)

 合婦神社ー女性の守護、厳島神社ー芸能、猿田彦神社ー導き

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 (五社)

 恵比寿神社ー商売、稲荷神社ー開運、天満宮ー学問

 長者神社ー金運、 金比羅神社ー交通安全

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地主神社ー大杉大明神)

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御神木

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(大金神神社)金運の神様

 大将軍とは、陰陽道の星神・方位の神様として平安京の時代から千年以上も京都を守り続けています。大将軍がいる方位を犯すと災いや厳しい咎めを受けると恐れられてきました。

 境内に入ると、本殿の前にある五芒星と八角形の石柱には、あらゆる方位を示す八文字が刻まれています。

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方位殿には、大将軍の星の神像80体と陰陽道安倍家の古天文暦道資料が安置されています。拝観は5月1~5日、11月1日~5日。その他の日は問い合わせてください。

本殿の裏に何故か船の碇が置いてありました。これは、碇は縁起物とされ厄除けの願いを込めて神社に奉納されたものらしいです。

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 ご利益は、あらゆる厄災から守ってくれる方除け、厄災の神様として、新築や引越し、婚姻、旅行前などで多くの人が訪れています。たとえ凶方位であっても、ここにお参りしておけば厄災が降りかからないといわれる人気のパワースポットです。

 お守りは「北斗七星のお守り」が人気だそうです。

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(絵馬)

 

 大将軍八神社を出るとすぐに一条商店街があります。妖怪ストリートと名前をつけ、商店街の活性化を図っていました。

 由来は、平安時代の一条通に「百鬼夜行」という、夜の町辻を妖怪が行列をして行進する怪異伝説があったことからはじめたそうです。

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京都のパワースポット廻り③ 晴明神社

 晴明神社は、京都御苑の西側に位置する神社です。平安時代に活躍した伝説の陰陽師安倍晴明」を祀っています。

 晴明神社は、一条天皇安倍晴明の功績をたたえて、晴明の住んでいた屋敷跡に建立されました。

 また1005年に晴明が亡くなって、2005年には安倍晴明千年祭が行なわれました。

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(本殿)

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 ご利益は、「魔よけ」「厄除け」の神社として人気のパワースポットです。

 晴明神社のシンボルである五芒星の形は、天地五行「木・火・土・金・水」の五つの気を結んでいます。この五芒星の井戸は、晴明の念によって湧き出た「霊水」といわれ、飲むと病気平癒に効果があるといわれています。

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 「厄除桃」桃を撫でて祈願すれば、厄除け・開運が授かるといわれています。

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(厄除桃)

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(絵馬)

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(お守り)

 清明神社から南に100mほどのところに、一条戻橋があります。

 由来は、漢学者三好清行の葬儀がここを通りかかった際に、一瞬生き返ったという伝説があります。

 京都では嫁入り前の女性は、実家に戻ってはいけないという意味から、この橋に近づかないという習わしがあるそうです。

 清明神社の境内には、一条戻橋のミニチュアが置かれていますが、欄干の柱は昔の一条戻橋のものです。

 また、秀吉によって切腹を命じられた利休の首が、さらされたところが一条戻橋です。

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(現在の一条戻橋)

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晴明神社の境内にある一条戻橋)

 

 悪いことが続いてるのであれば、是非晴明神社をご参拝してみてはいかがですか。

 

 

 

京都のパワースポット廻り② 神泉苑

 京都の観光客の少ない穴場スポットの神泉苑を紹介します。

 神泉苑は、東寺真言宗の寺院で二条城の南側に位置します。

 本尊は聖観音不動明王弘法大師  (拝観料は無料です)

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(二条城)

 元は平安京天皇のために造られた庭園でした。現在では小さな神社ですが、昔は二条城を含めたこのあたり一帯が、神泉苑の広大な敷地であったそうです。そのため京都の御池通りの由来にもなり、また祇園祭の発祥地でもあります。

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神泉苑

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神泉苑内の法成池にかかる法成橋)この橋は「願い事を叶えてくれる」橋として有名です。願い事を唱えながら渡り、その先の「善女龍王社」に参拝すると願いが叶うといわれています。ただし願い事は一つだけです。

神泉苑には、多くの伝説が残っています。

「善女龍王伝説」

ひどい干ばつが続いたため、朝廷が「東寺の空海」と「西寺の守敏」に雨乞いを依頼した。空海は、インドの雨乞いの神「善女龍王」に祈祷すると

神泉苑から巨大な龍があらわれ、雨を降らしたといわれています。

以後、神泉苑は東寺の支配下に入りました。

それ以来、善女龍王は神泉苑に棲みつき、この池はどんなに日照りが続いても枯れることがないといわれています。

源義経静御前の出会い」

静御前が法成橋で舞を奉納する姿に、源義経が恋に落ちたといわれています。二人を引き合わせたのが「善女龍王」だったという伝説もあります。それで縁結びの神社としてもご利益があるといわれ、若い女性も多く参拝しています。また、静御前御朱印もあります。

神泉苑は、京都の中でも龍神パワーに溢れており、気を高めてくれます。

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(善女龍王社)

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(善女龍王社)

神泉苑には、日本で唯一の恵方神社があります。この社の特徴は「その年の恵方」に向かって社殿を動かすことができることです。

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(本殿)

神泉苑の境内に神泉苑平八の店があります。池を眺めながら食事ができ、予約すれば船館「龍王船」での食事を楽しむことができます。

名物はうどんちりと京懐石です。うどんちりは3,400円~4,400円

京懐石3,600円~6,000円

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龍神様が怒って大雨にならないように、そのパワーを鎮めているのだろうか。

気を高めたい方、龍神パワーのご利益を授かりにお参りしてはいかがですか。

 

京都のパワースポット廻り① 御金神社 

 京都のパワースポットを廻って、運気を高めてきました。

 今回は、「御金神社」をご紹介します。

 「御金神社」は、「おかねじんじゃ」と読むのではなく「みかねじんじゃ」と読みます。

 御金神社は、もともと民家に祀られていましたが、明治16年現在の場所に建立され、「御金神社」となり、金神様(こんじんさま)の愛称で地元の人に親しまれています。 

 京都の二条城の近く西洞院通御池上ルの住宅街に建つ小さな神社です。

 神社の鳥居といえば赤い鳥居を思い浮かべますが、ここの鳥居は金箔を施した黄金に輝く鳥居でした。平日の日にもかかわらず、国内外の旅行客で賑わっていました。

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本殿の屋根瓦にも金の文字

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 この御金神社の祭神は、日本神話に登場する金山毘古神(かなやまひこのかみ)が祀られています。金属全般(剣、鏡、鋤、鍬など)にご利益を授けてくれる神様として信仰されています。さらには通貨に用いられる金・銀・銅も同じ金属としてのご利益があることから「金運の神様」、「資産運用の神様」として広く崇拝されています。

 境内には天照大神、月読神も祀られています。

 境内のイチョウの絵馬(御神木がイチョウの木)には、宝くじや競馬・競輪の当りやお金に困らないように祈願する絵馬で溢れていました。 (人間の欲望の深さはすごいです)

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 (絵馬)

お守りは、いろんな種類がたくさんあります。代金は木箱にセルフで入れるのでお釣りがないように小銭を用意しておかなければ買えません。

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福財布が有名みたいです。(宝くじや通帳を入れておく)

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 冬にイチョウの葉が散ると、2匹の龍の形をした枝が現れます。その形が仲の良い夫婦に見えることから夫婦龍といわれています。

またイチョウの落ち葉を財布に入れておくと金運アップするといわれています。

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 手水舎でお金を洗って持っておくと金運上昇するといわれています。

「情報を活かす力」(著:池上彰)を読んで

 わかりやすい解説で人気のある池上彰さんが書いた「情報を活かす力」を読んでみました。本の中でなるほどと思った役立てたい情報の活かし方をご紹介します。

 私たちが日々新聞やメディアなどで仕入れる情報は、表面的な理解にすぎません。深く理解し、使える情報にするためにはどうすればよいのか。

 「誰かに説明するつもりで情報収集をする」説明できることで、初めて自分の頭のなかで整理された情報として身についていくのです。

 情報収集するときには、情報を伝える「相手が何がわからないか」を意識的に考えて行なうことが重要です。それだけでも「説明がわかりやすい」という評価を得ることができます。

 誰かに説明して反応が良くない場合は、情報そのものよりも「伝え方」がよくない可能性が高いのです。他人とのコミュニケーションでは、相手に物事を伝えるときに「要するにこういうことです」と簡潔に伝える能力が必要になります。その能力を養う上で、「新聞記事を短くする」訓練は大変役に立ちます。「要するにこの記事は何を言いたいのか」を把握できなければ、要約することができません。文章を短くしようと考えながら読むことで、「要するにどういうことか」をつかむ能力が養われていきます。

 さらに、自分の考えを誰かに発信していくには、内容を相手に理解してもらう必要があります。そのためには表現力や文章力が必要になります。短い文章は読みやすく、聞いている人にもわかりやすいメリットがあります。短い文章を積み重ねることで、リズムが生まれ、説得力が増していくのです。

 では、文章を書くのが苦手な人は、どうしたらよいのか。

 まず、何でもいいから思いついたことを書いてみる。文章にすることで、自分の考えをまとめる訓練になります。

 つぎに、文章力を上げる方法として、意識的に接続詞のない文章を書くことで論理力を鍛える。文章を書くときは、接続詞を極力少なくする努力をしてみる。接続詞の多い文章は幼稚な文章になってしまうのです。

 例として、小学生の文「朝起きました。そして歯を磨きました。そして朝ごはんを食べました。そして学校へ行きました。」のようにそしての連発が、幼稚な文章と感じられてしまいます。

 また話し上手な人は、「つかみ」がうまい人です。話し上手は、最初に「えっ」と思うようなことから話始めます。

 プレゼンテーションの原稿を考えるときにも、最初に「とにかくすばらしいです」とか「とにかく驚くべきことなんです」と書いて、それから「それは~だからです」と話を展開させていくのです。原稿が完成したら「とにかく・・」という文章を削除します。こうすることで、いちばん伝えたいことを最初に述べることができます。

 その他、ここでは紹介しませんでしたが取材・インタビュー術や読書術、ニュースの読み解き方などの情報があります。

 この本を読んでみて、情報収集の活かし方について、「へぇ~」と思うことなど、今までと違う面からも考えられ、なるほどということを感じさせてくれました。さすがわかりやすい解説で知られる池上さんの本でした。