今日のワインはスペインの「フィンカ ラス ヴィルトゥードス」1000円以下で愉しむワイン選び(№76)
★フィンカ ラス ヴィルトゥードス カベルネソーヴィニヨン
原産国 スペイン
アルコール度 12.5% 赤 ライトボディ
品 種 カベルネソーヴイニヨン
生産者コメント
美しいチェリー色で、ラズベリーの香りがする。素晴らしくバランスのとれたスムーズな口当たりの赤ワインです。
「ワインのかた想い」
完熟の果実香、味わいは酸味をまず感じ、余韻にタンニンがあるあっさりとした飲み口のワイン。旨みはあまりなく、物足りなさを感じた。「やまや」で537円で購入。
(ワインの知識)
アロマ(ブドウそのものがもつ果実の香り)
アロマには3つのタイプがあります。
・第一アロマ:原料となったブドウの品種によるアロマ
カベルネソーヴイニヨンはカシスの花や甘草
メルローはイチゴを思わせるアロマ
・第2アロマ:醗酵アロマと呼ばれる
バナナ、フルーツ、キャンディの香り
・第3アロマ:瓶内において生成される香ばしいブーケ(熟成香)のこと
ではまた次回お会いしましょう。
今日のワインはチリの「サンタ・ヘレナ アルパカ シャルドネ・セミヨン」1000円以下で愉しむワイン選び(№75)
★サンタ・ヘレナ アルパカ シャルドネ・セミヨン
原産国 チリ
アルコール度 13% 白
品 種 シャルドネ、セミヨン
生産者コメント
トロピカルフルーツを思わせる豊かな果実味とコクのある味わい、やさしく繊細な香りとキレの良い味わいです。
料理:魚介類全般、前菜とよく合います。(白身魚の刺身、シーフードパスタ)
「ワインのかた想い」
柑橘系の香り、口に含むとまず強い酸味を感じ、舌に少し残る味わいでした。
(ワインの知識)
ブドウ品種 セミヨン
南西フランスボルドー地方で生産される世界的に有名なブドウで、白ワインを甘~辛口にわたって生み出す。フランスでは、ソーヴィニヨン・ブランとブレンドされることが多い。強い香りと高い酸を持つが、凝縮性やコクにはやや欠けるところがあるので、その部分をソーヴィニヨン・ブランの個性が補う。
チリではボルドータイプの辛口白ワインが一般的。
オーストラリアでは、甘口の高品質なセミヨンが人気。
ではまた次回お会いしましょう。
今日のワインはフランスの「ドメーヌ・アラン・ブリュモン」1000円以下で愉しむワイン選び(№74)
★ドメーヌ・アラン・ブリュモン IGPカスコーニュ ルージュ
原産国 フランス
生産者 アランブリュモン
アランブリュモンはフランス南西地方で世界が驚愕するワインを造りだす、AOCマディランの名手です。そのワインへの高い評価と功績からナポレオン1世により制定されたフランス最高の勲章である゛レジョン・ドヌール゛を1997年に授与されています。
アルコール度 14% 赤 ミディアム
品 種 タナ、メルロー
生産者コメント
濃いルビー色、滑らかで丸みのあるタンニンのバランスに優れ、余韻にタバコの葉土のニュアンスが感じられる濃厚な味わいのワイン。
「ワインのかた想い」
完熟果実の香りとともに、はじめは酸味を強く感じ、時間とともにまろやかな旨みのある飲み口スッキリとしたワイン。タンニンの余韻が続き、酸とバランスのよいワインでした。
京阪モールで1000円で購入。
(ワインの知識)
ブドウ品種 タナ
タナとはフランス南西地方の固有品種で、AOCマディランで栽培されている赤ワイン用ブドウ品種。この品種から造られるワインはタンニンが強いことで知られ、他の品種と混ぜてバランスよくすることが多い。味わいはラズベリーの香りやドライアプリコットやチェリーなどの完熟した果実香を持ち、力強いタンニンと酸味の豊かな味わいが特徴。
ではまた次回お会いしましょう。
今日のワインはイタリアの「ヴィディコルトーリ・セネージ・アレティーニ キャンティ BIO」1000円~2000円で愉しむワイン選び(№31)
★ヴィディコルトーリ・セネージ・アレティーニ キャンティBIO(オーガニック)
原産地 イタリア トスカーナ
生産者 ヴィディコルトーリ・セネージ・アレティーニ
アルコール度 13% 赤 ミディアム オーガニックワイン
品 種 サンジョヴェーゼ、メルロー
「ワインのかた想い」
前回に飲んでみた同じ生産者でキャンティのオーガニックワインBIOを飲んでみました。ラベルもBIO以外は同じ。さてさてどう違うのか。
飲みくらべて分かりました。飲み口のまろやかさ、長く続く余韻,旨みが前回のワインよりも1段上でした。いつのまにか空いてしまいました。カルディで1382円で購入。
(ワインの知識)
コーダリ
飲み込んだ後のワインの余韻の長さを計る単位。1コーダリは1秒を表します。
良質のワインでは、余韻は8コーダリ以上続くこともあります。
ではまた次回お会いしましょう。
今日のワインはイタリアの「ヴィディコルトーリ・セネージ・アレティーニ キャンティ」1000円以下で愉しむワイン選び(№73)
生産地 イタリア トスカーナ
生産者 ヴィディコルトーリ・セネージ・アレティーニ
アルコール度 13% 赤 ミディアム
品 種 サンジョヴェーゼ、メルロー
格付:D.O.C.G
生産者コメント
ベリーや野イチゴなどの赤系果実のフレッシュな香り、柔らかな口当たり。
果実味豊かで、タンニンと酸のバランスがよく、程よいスパイス感もある赤ワイン。
樽熟成4ヶ月。
「ワインのかた想い」
色調はルビー色、香りは芳醇、味わいは渋味はないがスッキリとした飲みやすいワイン。まろやかな旨みの余韻が続く。カルディで959円で購入。
(ワインのかた想い)
サンジョヴェーゼ
(5段階)色★★★、アルコール★★★、酸★★★、タンニン★★★
イタリアで最も多く栽培されているブドウ品種。トスカーナが原産といわれており、サンジョヴェーゼという語の意味は「ジュピターの血」。
色はやや明るめのガーネット。香りは甘い果実の熟した甘酸っぱいフレーバ。
味わいは酸味が強くタンニンもなかなか強い。濃縮されたワインというよりも、果実の凝縮感を楽しむワイン。
ではまた次回お会いしましょう。
今日のワインはイタリアの「モンテプルチアーノ・ダブルッツォ ゛クァージ・クァージ」1000円以下で愉しむワイン選び(№72)
★モンテプルチアーノ・ダブルッツォ ゛クァージ・クァージ゛
原産国 イタリア
アルコール度 12.5%
品 種 モンテプルチアーノ・ダブルッツォ
「ワインのかた想い」
水っぽくて旨みを感じないワインでした。429円で購入。
(ワインの知識)
アロマとブーケ
ワインの香りはブドウ由来の「アロマ」と発酵中に生まれる「ブーケ」の2種類に分けられます。品種や濃縮度によって香りが大きく異なるので、細かな違いを説明するためその香りに近いと思われる果実の名前を挙げて、ワインの香りを表現する。
ブドウに由来する香り「アロマ」については、例えば
《白ワイン》
(酸が多くフレッシュな感じが強い)
レモン、ライム、リンゴ、洋ナシ、
(濃縮度が高く甘味が強い)
桃、マンゴー、パパイヤ
《赤ワイン》
(酸が多くフレッシュな感じが強い)
チェリー、ラズベリー、イチゴ、ブルーベリー、カシス
(濃縮度が大きく甘味が強い)
いちじく、干しブドウ、ジャム
・発酵や熟成に手間をかけるほど複雑になる「ブーケ」
ワインの香りを構成するもう一つの要素「ブーケ」。発酵や熟成などの過程で発生する香り。多く使われるたとえ方は、白ワインの場合にはハーブ・煙・ナッツ・バターの香り。赤ワインの場合は、チョコレート・なめし皮・スパイスの香りがあげられる。
木の樽で熟成させたワインは木の香りが移っている。その際には白ワインではトースト・アーモンド・ピーナッツバター。赤ワインではバニラ・オークといった表現をする。一般的に多くのブーケをもつワインほど、手間と時間をかけたワイン、それだけ複雑な香りと味わいをもっている。
ではまた次回お会いしましょう。